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メインスタジアム建設の遅れに加えエンブレム問題まで、東京五輪の準備が難航

メインスタジアム建設の遅れに加えエンブレム問題まで、東京五輪の準備が難航

Posted September. 02, 2015 07:01,   

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1964年に次いで2回目となる日本東京で開催される2020夏季五輪の準備が難航している。メイスタジアムの建設が遅れ、大会開幕直前までに完成するかどうか微妙な状況に加え、五輪エンブレムまで作り直さなければならない状況に追い込まれているからだ。

東京五輪組織委員会の関係者は1日、「森喜朗組織委員長と舛添要一東京都知事、竹田恆和日本五輪委員会(JOC)会長らが会議の終わりに、東京五輪のエンブレムを使わないことを決定した」と明らかにした。

日本の著名なアートディレクターの佐野研二郎氏がデザインしたエンブレムは、今年7月に公開された。ところが、公開直後にベルギー・リエージュ劇場のロゴと似しているという疑惑が持ち上がった。その後、劇場ロゴをデザインしたオリビエ・ドビ氏は先月、国際オリンピック委員会(IOC)にエンブレムの使用禁止を要求する文書を送付する一方で、ベルギーの裁判所に使用差し止め仮処分訴訟を提起した。

佐野氏は先月5日の記者会見で、「盗作ではない」と疑惑を強く否定した。組織員会も、佐野氏のデザイン作業のプロセスを公開し、盗作の可能性を一蹴した。しかし、盗作疑惑を巡る議論はさらに拡大。結局、組織委員会はエンブレムの使用を放棄することで、盗作を認める格好となった。

これに先立ち、IOC副会長兼調停委員長のジョン・コーツ氏は先月25日、日本を訪問し「東京五輪の開幕日である2020年7月4日より6ヵ月前にメインスタジアムが完成しなければならない」と話した。しかし遠藤利明東京オリンピック・パラリンピック大臣は、「もともとメインスタジアムの完成日として予定していた2020年4月もぎりぎりの期限だ」と述べ、厳しい認識を示した。これに対してIOCは、「われわれが要求してもいない大型の競技場を構想しては、予算の浪費と指摘する声が上がると、時間を無駄遣いしている」として日本の対応に戸惑いを隠さない。



elegant@donga.com