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「防弾国会」批判世論に野党降参、同党議員の逮捕同意案採決に参加へ

「防弾国会」批判世論に野党降参、同党議員の逮捕同意案採決に参加へ

Posted August. 13, 2015 07:29,   

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野党新政治民主連合が12日、政治資金方違反の容疑を受けている同党の朴起春(パク・キチュン)議員に対する逮捕同意案の国会本会議での採決に応じることを決めた。「今度もまた防弾国会をやろうとするのではないか」という批判世論に降参した格好だ。これを受け、与野党は同日、院内首席副代表会談を開き、13日午後2時に本会議を開くことで合意した。

新政治連合は12日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)の臨津閣(イムジンガク)で開かれた現場最高委員会議で「防弾国会にはしない」との立場を再確認したと、同党の兪銀恵(ユ・ウンヘ)報道担当が伝えた。李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表も、この立場に同意したという。非公開会議では「逮捕同意案の処理に消極的な態度に対する世論が悪過ぎる」と指摘する意見も多かったという。

しかし兪報道担当は、「逮捕同意案の処理を党方針として採択するのか自由投票で実施するかについての議論はなかった」と伝えた。

逮捕同意案は国会議員の過半数出席に過半数の賛成で可決される。与野党ともに、多くの議員が海外出張に出向いているため、どれだけの議員が本会議に出席するかも微妙だ。

とくに逮捕同意案の採決は無記名で行われるため、予想できなかった状況も起こり得る。新政治連合の一部では、朴議員がすでに離党と来年の総選挙に不出馬すると宣言したところで、拘束捜査を容認する逮捕同意案まで処理するのは酷い、との同情論も依然根強い。また、朴議員は与野党を超えて幅広く交流を深め、顔が広いことで知られる。このため、本会議の採決で逮捕同意案が否決されるのではないか、との見方も出ている。

昨年9月にも与党セヌリ党の宋光浩(ソン・グァンホ)議員の逮捕同意案は否決された。新政治連合の関係者は、「朴議員との人間的な関係のため(採決参加を)悩んでいる(与野党の)議員が少なくない」と言い、「議決定足数を満たせないか、採決で否決になれば、再び国民の非難を浴びることになるのが心配だ」と話した。



alwaysj@donga.com