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朴大統領「教師の歴史観が重要、愛国心を育てなければ」

朴大統領「教師の歴史観が重要、愛国心を育てなければ」

Posted May. 16, 2015 07:20,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は15日、「最近の北朝鮮の挑発的行動と北朝鮮内部の極度の恐怖政治が伝わり、多くの国民が驚いている」とし、「このような時であればあるほど、韓国社会が中心を据えて正しい道に進むために、教師の歴史観と教育観、役割が大変重要だ」と強調した。

朴大統領は同日、ソウル瑞草区(ソチョク)のThe-Kホテルで開かれた「恩師の日」記念式で、「自由民主主義の価値に対する信念と国を守ろうという堅固な愛国心を育てることは、国の運命と直結する」として、このように話した。国家情報院が最近、国会情報委員会に北朝鮮軍部のナンバー2の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)氏の公開処刑を報告し、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の恐怖政治に対する憂慮が高まっている状況を念頭に置いたのだ。

大統領府関係者は、「南北対話は韓国の努力だけで可能になるのではなく、周辺の条件が作られなければならない」とし、「本格的な南北対話の前に、韓国が北朝鮮の人権問題を深刻に見ているということを北朝鮮に伝え続けることが必要だ」と述べた。一部では、「教師の歴史観と教育観」の問題を取り上げたことは、理念偏向問題が提起されている全国教職員労働組合(全教組)を念頭に置いたのではないかという見方もある。

朴大統領は記念式で、「過去、イスラエルで戦争が起こった時に、留学生まで国を守るために帰国したことは、祖国への愛と信頼を抱かせた教育の力が大きかった」とし、「今後、内外で韓国社会を混乱に陥れようとする試みがあり得るが、自由民主主義に対する確固たる信念と愛国心が後押しするよう教育現場の教師が中心になってほしい」と呼びかけた。現職大統領が「恩師の日」記念式に主席したのは初めて。

記念式には、朴大統領の聖心女子中学校2年の担任だったキム・ヘランさん(73)と聖心女子高校1年の担任だったパク・ジョンミさん(73)が出席した。キムさんは、50年前の1965年に英語の演劇「ベニスの商人」に出演した朴大統領の写真を持ってきた。朴大統領は、「私の子どもの頃の夢は教師だった」とし、「あの時、2人の恩師がいらっしゃらなかったなら、今日の私はいなかった。いつも心の中で感謝の気持ちを持って暮らしている」と話した。