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日本、2018年の月面着陸に挑戦

Posted April. 20, 2015 07:15,   

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日本が無人機を月に着陸させるプロジェクトに挑戦する。成功すれば、旧ソ連、米国、中国に続き4番目の月面探査国となる。

19日、産経新聞によると、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月面探査機「SLIM」(スリム)を2018年に打ち上げる方針を固めた。JAXAは、20日に開かれる宇宙政策委の小委員会と文部科学省の有識者会合で、SLIMプロジェクトを説明する。日本政府は、夏までにプロジェクトを正式決定する見通しだ。

日本は、今回のプロジェクトに100億〜150億円(約910億〜1360億ウォン)の費用がかかると見ている。文部科学省はこの費用を来年度予算に盛り込む計画だ。自主開発した小型ロケット(「イプシロン」5号機)に探査機を乗せて、鹿児島県から打ち上げる計画だ。

これまで各国の探査機は、着陸時に目標地点と実際の着陸地点が1〜数キロの誤差があった。しかし、スリムは、最先端のデジタルカメラの顔認識技術を応用して、誤差を100メートルまで縮めることを目指している。

日本はこれに先立ち、2005年に探査機「はやぶさ」を小惑星「イトカワ」の表面に約30分間着陸させたことがある。イトカワは重力がほとんどない小惑星だが、月は重力が比較的大きな天体だ。日本が大きな天体に探査機を着陸させたことはない。

また日本は、2007年月、月周回機「かぐや」を通じて月の上空で表面を詳細に観測することに成功した。同年10月には、日本政府の宇宙開発委員会月探査実務会合は、2010年代半ばまでに月面探査を実施すると公式に明らかにした。

産経新聞は、「月探査は火星への足掛かりとしても重視されている」とし、「スリムの究極の目標は、米国が2030年代以降に目指す有人火星探査で日本が存在感を発揮することだといえる」と指摘した。



lovesong@donga.com