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潘基文国連総長「成氏と特別な関係はない」

潘基文国連総長「成氏と特別な関係はない」

Posted April. 18, 2015 07:20,   

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潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が16日(現地時間)、自身の次期大統領選への出馬を阻止するために慶南(キョンナム)企業に対する捜査が行われたという故・成完鍾(ソン・ワンジョン)慶南企業前会長の主張と関連して、「(成会長に)『忠清(チュンチョン)フォーラム』などの公式の席で会ったことがあるので知ってはいるが、特別な関係はない」と明らかにした。

潘総長は16日、米ワシントン議会で共和党のエド・ロイス下院外交委院長と会合した後、記者団に対して、「メディアの報道を見て(成会長に関する)内容を知っている。しかし、今回の件と私は全く関係がない」としてこのように述べた。そして、「国内政治に関心はなく、(事務総長の仕事で忙しいため)そのような余力もない」とし、「この考えを以前にも明確にしたことがある。このようなことがまた起きて困惑する」と付け加えた。

潘総長側は昨年11月、「潘基文待望論」が韓国メディアで集中的に報道されると、メディアに資料を送り、「潘総長は全く知らず、事実でないことを明確にする。潘総長の意志と関係なく国内政治問題に関係づけることは適切でない」という立場を明らかにした。

潘総長は同日午後、ワシントンのナショナルプレスクラブで開かれたある行事で、退任後の計画について語った。潘総長は晩餐会の演説で、「退任後は、これまで私のために苦労した妻のためにいいレストランに連れて行き、特に孫と多くの時間を過ごしたい」と話した。この発言は、大統領選挙への挑戦といった政治的な欲がないことを強調するためとみえる。潘総長は、行事会場を出る時も、韓国記者から成前会長に関する質問を受けたが、笑みを浮かべるだけで何も話さなかった。

「特別な関係はない」という潘総長の説明にもかかわらず、成会長側からは異なる話が出ている。成会長本人も自殺の直前、京郷新聞との最後の電話インタビューで、「私が潘基文氏と近いことは事実だ」と強調した。

成会長の側近である忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)地域の関係者A氏は17日、「2人は非常に親しい関係だった」とし、潘総長に関する2013年のエピソードを紹介した。A氏は、「2013年8月26日、ソウルのあるホテルで、成会長が忠清南道瑞山・泰安(テアン)地域の住民の多くが参加した瑞山奨学財団主催のセミナーを開いたが、そこに潘総長が来てあいさつの言葉を述べ、記念撮影もした」と話した。また、「潘総長が当時、『(国連の業務で忙しく)このような席に来ることができない状況だが、成会長に世話になっているので、来ざるを得なかった』と言った」と付け加えた。



ddr@donga.com