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群がって走る、李承勲がマススタートで銅メダル

群がって走る、李承勲がマススタートで銅メダル

Posted November. 24, 2014 08:32,   

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ショートトラック?それともスピードスケート?

23日、国際スケート連盟(ISU)スピードスケートの2014〜2015シーズン・ワールドカップ(W杯)第2戦大会が開かれたソウル泰陵(テルン)国際スケートリンク。スピードスケート競技でお馴染みのリンクで、馴染みのない光景が繰り広げられた。ヘルメットを被った26人の選手が一斉にスタートラインに立ち、スタートガンの発砲とともに飛び出した。レーンの区別もなければ、追い越したり後ろ手を組んで滑る姿は、紛れもなくショートトラック競技そのものだった。選手たちの激しい競争が繰り広げられると、観客席が盛り上がり応援の声が飛び交った。

この日の競技は、スピードスケートの新種目である「マススタート」(Mass Start)だ。ISUは、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪でマススタートを正式種目に採択することを議決し、国際五輪委員会(IOC)に承認を要請している状態だ。今シーズンの第6戦大会を除いては全てのW杯にマススタートを編成した。

マススタートは、ショートトラックのようにレーンの区別なく出場選手が同時にスタートしてスピードを競う。各国から最大で2人が出場し、男女ともに16周(6400メートル)を滑る。4、8、12週目には、トップで通過した選手に5点、2位に3点、3位に1点のポイントが与えられる。最後の16周目を一番先に入った選手には60点、2位には40点、3位には20点が与えられる。最終周のポイントが大きいため、メダルは一般的にフィニッシュラインに入った順番で決まる。4位からは4、8、12周目で多得点した先週が有利だ。ポイントが取れなかった選手は決勝ライン通過記録で順位が決まる。

第1戦大会のマススタートで金メダルを獲得している李承勲(26=大韓空港)は同日、中位グループで最終周を控えて飛び出したが、先頭との距離を縮められず銅メダルに終わった。李承勲は、「今日はチームワークに問題があった。しかし、改めてマススタートではショートトラック出身が有利であることを確かめた。コーナーを回るときやレース展開力などショートトラック出身にメリットの多い種目だ」と話した。もし、マススタートが正式種目に採択されれば、ショートトラック出身が多い韓国代表にとって大量の金メダルが見込める新たな有望種目として浮上する可能性が高い。

一方、「女帝」李相花(イ・サンファ=25・ソウル市庁)は22日に行われた女子500メートルディビジョンA2次レースで、37秒99の記録で金メダルを獲得した。牟太釩(モ・テボム=25・大韓航空)は男子500メートル・ディビジョンA2次レースで35秒32で2位に入り、2試合連続で銀メダルを取った。