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イラクに米軍1500人を追加派遣へ

Posted November. 10, 2014 08:07,   

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米国が、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の掃討に向け、米軍1500人をイラクに追加派遣することを決めた。このため、イラクに派遣された米軍兵力は、現在約1400人から年末までに2倍以上に増えることになる。

オバマ大統領は7日、ホワイトハウスで、中間選挙後初めて民主・共和両党の指導部と昼食会合を行い、増派案を承認したと、ホワイトハウスが明らかにした。ホワイトハウス側は、増員兵力は戦闘兵ではなく、イラク軍などを訓練し支援すると説明した。また、オバマ大統領は、56億ドル(約6兆1200億ウォン)の予算を追加承認するよう共和党指導部に要請した。

こうした中、米軍の戦闘機がイスラム国を率いる幹部を攻撃するための空爆を行った。パトリック・ライダー米中部司令部報道官は8日、声明で「同盟国の戦闘機が7日夜、イラクのモスル付近でイスラム国の指導者が会合する場所を狙って空爆を行った。この日の空爆で、イスラム国の武装トラック10台を破壊した」と明らかにした。

一部の外信は、破壊された車両にイスラム国の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が乗っていた可能性があると主張したが、米軍側は確認できていないと明らかにした。

現地のメディアは、シリアと国境を接したアンバル州アルカイムでの米軍の空爆で、バグダディ容疑者が負傷した可能性を提起した。CNNは8日、目撃者の話として、7日に米軍の戦闘機がアルカイムを空爆し、少なくとも15人が死亡、31人が負傷したと伝えた。アラブ首長国連邦のアル・アラビーヤ放送は、アルカイムの空爆でバグダディ容疑者が重傷を負ったと伝えた。