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NCの新しい球場、結局馬山に決定

Posted September. 05, 2014 09:38,   

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球場の位置選定を巡る昌原市(チャンウォンシ)とNC野球団の対立が長引き、NCのホームタウン移転を希望する地方自治体が次々と出ている。蔚山市(ウルサンシ)と浦項市(ポハンシ)に続き、最近は城南市(ソンナムシ)もNC球団の誘致に向け、積極的な姿勢を示している。

しかし、NCの最終終着地は結局、昌原市になる見通しだ。昌原市が、新しい球場の立地を、鎮海区(チンヘグ)にある陸軍大学の跡地から現在の馬山(マサン)総合運動場の敷地に変更するという意向を明らかにしたからだ。

昌原市の安商守(アン・サンス)市長は4日に記者会見し、「NCが要求している馬山総合運動場への立地変更を受け入れることにした」と述べた。安市長は「球場立地選定の過程で混乱があったことについてお詫び申し上げたい」とし、「NCは鎮海の立地に反対する確固たる姿勢を見せており、従来の方針を貫くことができなかった」と述べ、市民の理解を求めた。

これを受け、NCの新しい球場は、現在の馬山野球場の隣にある馬山総合運動場の敷地に建てられることになった。安市長は今ある馬山総合運動場の建物を完全に壊すことなく、リフォームする方法で新しい球場を建設すると明らかにした。当初球場が建てられる予定だった陸軍大学の跡地には、先端産学研究団地と昌原文星(ムンソン)大学の第2キャンパスを誘致すると約束した。

しかし、まだ課題は残っている。安市長は先日「数年前NCを誘致する過程で、昌原市はNC側に有利な条件を提供した。不当な部分については調整しなければならない」とし、新しい協約締結への意志をほのめかした。NCの要求通りに、馬山総合運動場の敷地に球場が建てられる分、1100億ウォンに予想される建設費用の一部をNC側に要求するという意味とされる。当初、昌原市はNC側に対し、新しい球場を無償で提供することにしていた。

鎮海地域の住民も激しく反発している。鎮海出身の金ソンチャン国会議員は安市長の発表直後、昌原市を訪れ、「行政的信頼を一方的に破棄したことについて、安市長は責任を取らなければならない。陸軍大学の跡地に対する現実的な発展計画が切実に求められる」と述べた。

一方NCは、「昌原市の決定を歓迎したい。近く昌原市と詳細協約を締結し、新しい球場ができるだけ早く完工されるように努力する」と述べた。