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事故多発の軍、今度は特殊部隊でも…捕虜体験訓練中に下士官2人死亡

事故多発の軍、今度は特殊部隊でも…捕虜体験訓練中に下士官2人死亡

Posted September. 04, 2014 09:21,   

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陸軍特殊戦司令部の捕虜体験訓練中に隊員2人が死亡し、1人が負傷する事故が発生した。生命と直結する危険度の高い訓練だったが、部隊側の安全措置が手抜きだったことが原因で起きた人災だと批判する声が上がっている。

軍当局によると、2日午後10時40分、忠清北道曽坪(チュンチョンブクト・チュンピョン)に位置する第13空挺特殊戦旅団配下の部隊で捕虜体験訓練(一名、孤独化訓練)をしていたところ、下士のイ某さん(23)とチョ某さん(21)の2人が死亡し、チョン某下士(23)が軽傷を負った。イさんらは同日午後から部隊内に設置された2階建て規模の訓練場で、敵に捕虜として捕まった状況を想定した訓練を受けた。実際に捕虜に捕まった状況と同じような条件にするため、手足を後ろから縛り、頭に頭巾を被せられた状態で、約10㎡の独房に1時間ほど監禁された。

軍の関係者は、「訓練統制官がチョン下士の悲鳴を聞いて駆けつけ、残り隊員たちの様子を確認した結果、イ下士ら隊員2人が意識不明状態だった」と明らかにした。事故発生直後、部隊側は、3人を医務室に移して応急手当を行い、清州(チョンジュ)聖母病院の救急室に搬送したが、イさんら2人は死亡した。チョンさんは、命に別状がないという。部隊の関係者は、「病院側で、死んだ隊員2人の死因を窒息死と推定した」とし、「具体的な死因などについて調べている」と話した。

米国と英国、豪州などの特殊部隊が実施している同訓練を、特殊戦司令部はチョン・インボム司令官(中将)の指示で、今年初めて導入して実施したと、軍当局は説明した。特殊戦司令部の関係者は、「危険度の高い訓練を行う中、統制や安全措置が不十分だったと見られる」と話した。軍当局は、訓練過程で安全守則が不十分だったことなどが判明すれば、関係者らを問責する方針だ。