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性犯罪前歴の教師115人、いまだ教壇に

性犯罪前歴の教師115人、いまだ教壇に

Posted August. 25, 2014 08:06,   

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性犯罪の前歴がある教師の中で、未だに教壇で生徒を教えている教師が115人に上ることが明らかになった。これは、この5年間で性犯罪を犯した教師240人の47.9%に当たる人数だ。とくに115人の中には、児童青少年を対象にした性犯罪前歴者も33人が含まれていた。

国会・女性家族委員会の閔鍱珠(ミン・ヒョンジュ)セヌリ党議員が24日、教育部から提出受けた資料によると、今年6月を基準に、この5年間、性犯罪を犯して懲戒処分を受けた小中高校の教師は全部で240人に上り、このうち解任や罷免処分を受けた教師は125人に過ぎなかった。

残りの115人は停職や減給、けん責のような比較的軽い処分を受けて、学校で子供たちを教えていることが明らかになった。

現行の「児童青少年の性保護に関する法律」は、児童・青少年と成人を対象にした性犯罪で実刑や治療監護を受ける場合、10年間、学校や学習塾への就職を制限している。言い換えると、性犯罪を犯しても実刑でない起訴猶予や宣告猶予となったり、学校の懲戒委員会の懲戒処分だけを受ける場合は、性犯罪を犯していても教職を維持できることになる。

性犯罪の親告罪条項を廃止する前の昨年6月以前に性犯罪に対しては、被害者と和解していれば「公訴権無し」となり、教職を維持するケースもあった。昨年4月には女性に性的暴行を行った効率中学校の教師が被害者と和解し、「公訴権無し」となりけん責処分だけを受けて教師職を維持した。また同2月、地下鉄2号線の電車の中で高校を卒業したばかりの18歳の女性のスカートをまくり上げて尻と太ももを触ったソウルの公立学校の教師も、和解を通じて公訴権無しとなり、刑事処罰を受けず、今も教壇で生徒たちを教えていることが明らかになった。