Go to contents

ファン・マルワイク氏との交渉が決裂、大韓サッカー協会発表

ファン・マルワイク氏との交渉が決裂、大韓サッカー協会発表

Posted August. 18, 2014 04:31,   

한국어

ベルト・ファン・マルワイク氏(62=オランダ)との韓国代表監督契約が流れた。大韓サッカー協会は17日、有力な新代表監督候補だったファン・マルワイク氏との交渉が決裂したと発表した。協会の李用秀(イ・ヨンス)技術委員長は、交渉が決裂した理由について18日、ソウル鍾路区新門路(チョンノグ・シンムンロ)のサッカー会館で会見を行う予定だ。

協会の幹部は、「色々と条件がかみ合わなかった。別の候補と交渉しなければならないだろう」と話した。同幹部は、「当初、我々が決めていた候補の順番に沿って交渉するのではなく、最初からやり直さなければならない」と言い、洪明甫(ホン・ミョンボ)氏の後任人選が振り出しに戻ったことを明らかにした。これを受け、協会は国内外の候補を対象に監督選任作業に着手することになる。9月5日と9日に予定されているベネズエラとウルグアイとの親善試合には、「臨時司令塔」が投入される見通しだ。

ファン・マルワイク氏が韓国監督を放棄したのは、期待値より低い年俸額が最大の理由と見られる。協会として提示できる年俸額は20億ウォン程度だったが、税金などを差し引けば「少ない」と考えたようだ。ファン・マルワイク氏は2010年のオランダ代表監督時代には28億ウォンをもらったという。

もう一つは、韓国滞在期間の問題。普段、家族と過ごす時間を大事にしているという。協会との交渉でも、試合がないときは韓国でない欧州で多くの時間を過ごしたい意向を示したという。また、韓国事情に詳しい関係者から、「毒の入った聖杯」として知られる韓国代表監督の実情について話を聞き、韓国監督への魅力が低下した可能性もある。

協会は、韓国人17人と外国人30人に絞り込んだ代表監督候補グループをまとめ、W杯本大会で16強以上を経験し、大陸別の選手権に参加した経験、英語能力などを基準に設けた上で、外国人の中から3人を選んだ。このうち、2010年の南アフリカW杯でオランダを準優勝に導いたファン・マルワイク氏と適任者と見て交渉を進めてきた。

ファン・マルワイク氏のほかに、ホセ・アントニオ・カマーチョ氏(スペイン)とフェルナンド・サントス氏(ポルトガル)などが優先交渉対象に含まれている模様だ。オランダでファン・マルワイク氏と面談してきた李委員長は今月7日、「1週間以内に良い知らせがあるだろう」と言い楽観的な見方を示したが、結果は交渉決裂に終わった。