Go to contents

右手は運転、左手はカカオトーク…

Posted August. 13, 2014 04:16,   

한국어

先月22日、江原道太白市上長洞(カンウォンド・テベクシ・サンジャンドン)の太白線で列車衝突事故を起こした機関士が、運行中の規定を無視して携帯電話を常習的に使用していたことが明らかになった。機関士は、運行中に右手で運転レバーを握り、左手には携帯電話を持ってカカオトークでメッセージを送っていたことが確認され、機関士の不注意が事故の直接の原因であることが明らかになった。

春川(チュンチョン)地検寧越(ヨンウォル)支庁は12日、停止信号を無視して運行し、衝突事故を起こした「O-トレイン」観光列車(中部内陸循環列車)の機関士シン氏(49)を業務上過失致死傷と業務上過失汽車交通妨害の容疑で拘束起訴した。シン氏は先月22日午後5時49分頃、列車の交差通行のために文曲(ムンゴク)駅で停車しなければならなかったが、停止信号を無視して文曲駅を通過し、単線区間で向かって来たムグンファ号と衝突して、乗客1人を死亡、93人を負傷させた容疑だ。

検察の捜査の結果、シン氏は、「運行中は携帯電話の電源を切らなければならない」というコレイルの内部規定を破り、事故当日、列車に乗車した午後5時35分直後からカカオトークで知人に写真を送り、メッセージをやりとりした。メッセージを最後に発信した時間は事故6分前の午後5時43分だった。検察が、今年1月からシン氏の携帯電話の通話記録を分析した結果、計191回の列車運行のうち134回の運行で携帯電話を使用していたことが確認された。

検察は、シン氏が文曲駅の停止信号のほかにも、太白駅の管制員との無電交信、自動停止装置の警報音などすべての安全装置を無視したと明らかにした。