Go to contents

新任最高裁法官にクォン・スンイル行政処次長か

新任最高裁法官にクォン・スンイル行政処次長か

Posted August. 12, 2014 03:47,   

한국어

来月7日で6年間の任期が終わるヤン・チャンス最高裁法官の後任として、クォン・スンイル最高裁行政処次長(55、司法試験22回出身、写真)が指名された。梁承泰(ヤン・スンテ)最高裁長官は11日、クォン次長を新任判事候補者として朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に要請した。今後国会・人事聴聞会と本会議での任命同意のための投票を経て正式任命されることになる。クォン候補者は京畿道安城(キョンギド・アンソン)出身で、大田(テジョン)高校、ソウル大学法学部を卒業し、最高裁の首席裁判研究官、ソウル高裁の部長判事、最高裁行政処の企画調整室長など、法曹界でエリートコースを歩んできた。

クォン候補者が最高裁法官に最終任命されれば、14人の最高裁法官は全員判事出身となる。来月退官するヤン法官は、ソウル法学部の教授を務めた学界出身者だ。特に14人のうち9人もの法官が50代中後半の男性で、ソウル大学法学部を卒業した判事出身者という共通点を持つようになり、最高裁の構成の多様性原則が崩れ、画一的な人材構成になったという批判の声が上がっている。現在の最高裁法官の中で非ソウル大学出身はパク・ボヨン(女、漢陽大学法学部)、キム・チャンソク法官(高麗大学法学部)の2人で、女性もパク・ボヨン、キム・ソヨン法官の2人だけだ。

これまでは最高裁法官14人のうち2人は検察出身と学界出身がそれぞれ1人ずつ任命されるのが慣行となっていた。しかし、今回のように法官の構成が判事出身だらけになったのは、検察出身法官の任命がうまくいかなかったためだ。12年7月、検察出身のアン・デヒ元法官の後任として推薦されたキム・ビョンファ元仁川(インチョン)地検長が国会聴聞会の過程で脱落となり、その後挙げられた候補らも当事者が遠慮するか、欠格の事由が見つかり、検察出身の法官は輩出されなくなった。「全員判事出身の法官構成」は来年2月、シン・ヨンチョル法官の任期が終わるまで続くものとみられる。