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「トルコのプーチン」エルドアン首相、20年長期政権が目前

「トルコのプーチン」エルドアン首相、20年長期政権が目前

Posted August. 11, 2014 07:41,   

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トルコでは10日、国民の直接投票による初めての大統領選挙が実施された。

大統領選挙では、エルドアン首相が政権与党の公正発展党の候補になり、2大野党が立てたイフサンオール前イスラム協力機構(OIC)事務総長と、クルド系人民民主党候補のデミルタシャ共同代表が、大統領選挙に挑戦している。

過半数得票者が出なければ、2週間後の24日に1、2位の上位得票者の決選投票が行われる。しかし、各種世論調査でエルドアン氏が53〜55%の支持率を記録し、決選投票なしに当選が確定すると予想されている。野党候補のイフサンオール氏は、約30%の支持を受けている。

このため今回の大統領選挙は、12年間首相を務めているエルドアン氏に再び10年間の最高権力を維持できる法的正当性を与える可能性が高い。

エルドアン氏は、首相4選再任を禁止した憲法に遮られると、大統領に出馬した。エルドアン氏は、2007年に憲法を改正して大統領直接選挙制を導入し、任期も7年単任制から5年再任制に変えるなど、以前から備えてきた。また、大統領に当選すれば、首相中心の国家運営を大統領中心に変えると公言した。計画どおりなら、エルドアン氏は2003年から最大2022年までの20年間政権に就くトルコの最高統治者となる。

外信は、エルドアン氏が大統領に当選する場合、ギュル大統領が後任の首相になる可能性が高いと報じた。このような政権構図は、大統領と首相を交換して長期再任を続けているロシアのプーチン大統領とメドベージェフ首相のコンビを連想させる。エルドアン氏は早くも「トルコのプーチン」とも呼ばれている。