Go to contents

変化した「エボラ地図」 東から西に、田舎から都市に

変化した「エボラ地図」 東から西に、田舎から都市に

Posted August. 04, 2014 09:25,   

한국어

最近、エボラ出血熱が世界保健機関(WHO)調査チームの予想を越える地域に移動していることが分かった。専門家たちも予想していなかった地域に「致死率90%」のウイルスが出現したため、恐怖感も急速に広がっている。

世界保健機関が最近発表した報告書によると、「アフリカ東部と田舎」に集中していたウイルスの発生地域が「西部と都市」に移動した。今年、エボラ出血熱は西アフリカで初めて発生した。2月にギニアで最初の感染者が報告され、リベリアとシエラレオネに広がった。すべて西アフリカ国家だ。

西アフリカ国家のうち1994年にコートジボワールで感染者が1人出たが、感染者は死亡しなかった。このウイルスは、1976年にコンゴ民主共和国で初めて発生して以来、スーダン、ウガンダ、コンゴ、ガボンなどの東アフリカと中央アフリカで集中的に発生した。リベリアのモンロビアやシエラレオネのフリータウンなどの大都市で患者が大量に発生したのも今回が初めて。1976年にスーダンとコンゴの村の住民や医療スタッフ397人が集団で死亡するなど、エボラ出血熱は主に田舎で発生した。最近の主な発病地域は都市で、人口の流入と移動が多い都市地域はそれだけ伝染病が早く広まる。

マーガレット・チェンWHO事務総長は、「国際保健規制条項によって緊急委員会を6日に招集する」と明らかにし、具体的な対策に乗り出した。

ギニア、リベリア、シエラレオネは、国家非常事態を宣言した。これらの国は、ウイルスの拡散を遮断するために国境と隣接したウイルス震源地を隔離区域に設定し、一般人の出入りを統制している。リベリアでエボラ患者を治療して感染した米国人のケント・プレントリー医師が2日(現地時間)に本国に搬送され、米国でも不安が広がっている。また、別の感染者ナンシー・ライトボール氏も数日内に米国に搬送される予定だ。