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美術資料コレクターの金達鎮さん、所蔵品2万点を国立現代美術館に寄贈

美術資料コレクターの金達鎮さん、所蔵品2万点を国立現代美術館に寄贈

Posted July. 31, 2014 05:29,   

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韓国最高の美術資料専門家の金達鎮(キム・ダルジン)美術研究所長(59)が40年以上をかけて集めてきた美術資料2万点あまりを国立現代美術館に寄贈する。

金所長は30日、国立現代美術館ソウル館で寄贈約定式に参加し、所蔵資料を段階的に寄贈することを約束した。資料は、政府が空間を支援し、金所長が運営してきた韓国美術情報センターにあったもので、政府支援金が切れるとセンターの閉鎖が余儀なくされ、美術館に寄贈することになった。

1926年に朝鮮総督府が発行した小学校4年生用の美術の本「普通学校図画帳」、韓国初の総合美術月刊誌「新美術」創刊号(1956年9月号)をはじめ韓国近現代美術関連の図書、雑誌、学位論文、パンフレットなどが含まれている。

高校時代から雑誌に掲載された絵を切り取って集めてきたアマチュアコレクターだった金所長は、国立美術館とカナアート資料室を経て、2001年に研究所、2008年に金達鎮美術資料博物館、2010年に美術情報センターを次々と開館し、美術資料の体系的な収集と研究をリードしてきた。

金所長は、「多くの方に助けられ、丹念に回りながら集めた貴重な資料だ。より多くの人に大事に使ってもらいたい」と話した。

国立現代美術館は寄贈を受けた資料を分類、整理したあと、ソウル館のデジタル情報室を通じて公開する予定だ。