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柳賢振がピッツバーグ戦で11勝目、後半期は白星発進

柳賢振がピッツバーグ戦で11勝目、後半期は白星発進

Posted July. 23, 2014 04:14,   

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左腕の柳賢振(リュ・ヒョンジン=27・ドジャース)を相手するために、ピッツバーグのクリント・ハードル監督は極端的なラインアップを組んだ。15本塁打を記録している左打者フェドロ・アルバレスをはじめ全ての左打者を外して1番から9番までを右打者で埋めたのだ。前日までピッツバーグを相手に2勝無敗をマークしている柳賢振を相手するためのシフトだった。

ところが新兵器を装着した柳賢振には何の効果もなかった。一段階進化したモンスターが22日(韓国時間)、PNCパークで行われたピッツバーグとのアウェーで7イニングの間、相手打線を5安打2打点で封じ込め、今季通算11勝目(5敗)を収めた。この日の決め球は時速140キロを軽く超える高速スライダーだった。

柳賢振は今年初めまで4つの球種(ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ)を投げた。このうち、右打者に特に効果的だったのはチェンジアップだった。ストレートのように飛んで来ては、右打者の外角に流れ落ちるため、空振りや内野ゴロに打ち取り易い。

ところが柳賢振は前半期の終わりかけから、右打者の内角を攻める高速スライダーを投げている。スピードやボールの軌道からすると、カット・ファースト・ボールに分類することができる。柳賢振自身は、「このボールスライダー」だと言っている。しかし、一般的なスライダーよりはずっと球速が速く、曲がる角度は小さい。