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「縁起のいい日」など、韓国小説54本を漫画で読む

「縁起のいい日」など、韓国小説54本を漫画で読む

Posted July. 17, 2014 03:28,   

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朴婉隺(バク・ワンショ)の自伝小説「あれほど多かったオオヤマソバは、誰が食べつくしただろう」に出てくる開城(ケソン)バクジョクゴルの美しい自然、李孝石(イ・ヒョソク)の「蕎麦の花が咲くごろ」のホ・センウォンがトンイの頬を殴った飲み屋、玄鎭健(ヒョン・ジンゴン)の「縁起のいい日」で、キム僉知が(※注:人名であるのか、職名なのか不明ですので一旦そのままにしました)、人力車を引き回したソウルの街中…。

小さな四角の中に、韓国小説がぎっしり描かれている。「漫画・韓国代表の文学選」(ジュニアキムヨンサ)が最近、全巻刊行された。韓国代表の漫画家といわれているキム・グァンソンや金童話(キム・ドンファ)、オ・セヨン、イ・ヒジェが描いた韓国現代小説54本が、計15冊に盛り込まれている。キムヨンサ漫画研究所のキム・ジュンヨン部長は、「活字よりは映像のほうをより好む青少年らに、韓国文学の美しさを広く知らせるために企画した」と話した。

金東仁(キム・ドンイン)の「赤い山」の主人公・イクホは、金童話のペン先で、同族を苛めながらも祖国を懐かしむ二重の姿で蘇っている。朴婉隺の「あの山は本当にあそこにあったのだろうか」を描いたキム・グァンソンは、兄の死を眺める作中の話し手の微妙な感情を、漫画で再現した。小説の中の時代的背景、人物の表情や動作が生々しく伝わってくる。

李泰俊(イ・テジュン)の「アダムの末裔」、朱耀燮(チュ・ヨソプ)の「離れの客とおかあさん」、河瑾燦(ハ・グンチャン)の「白紙髭」、金裕貞(キム・ユジョン)の「椿の花」、丁埰琫(チョン・チェボン)の「きさごの悲しみ」、李箱(イ・サン)の「翼」、金東里(キム・ドンリ)の「巫女図」、羅稻香(ナ・ドヒャン)の「啞の三龍 」などに、漫画で出会える。各巻1万ウォン。