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台風8号北上、済州島は9日に250ミリの大雨

台風8号北上、済州島は9日に250ミリの大雨

Posted July. 09, 2014 04:18,   

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台風8号「ノグリー」(NEOGURI=たぬきという意味)が北に進み、9日、韓国の済州島(チェジュド)と南海岸、慶尚南道の東海岸に強風を伴う大雨が予想される。韓国・気象庁は8日午後3時、済州島の南側の遠海に出されていた波浪注意報を台風注意報に代替し、済州島の東部、南部の沖には波浪注意報を出した。

今月3日、フィリピンの東側海上で発生した台風8号は、中心気圧935hPa(ヘクトパスカル)、最大風速48m/s、強風半径420kmの中型台風の勢力を維持したまま北上している。9日午前9時ごろ、済州島・西帰浦市(ソギポシ)の南側360km付近の海上まで接近するものとみられる。台風を引き上げる北太平洋高気圧の勢力が弱いため、北へ進み続けられず、北東側の日本九州地域に進路を変える見通しだが、韓国の済州島と南海岸地域には9日と10日、台風の影響が及ぶ可能性がある。

済州島は9日、最大瞬間風速が20〜35m/sに上る強風と、50〜120mmの大雨が予想される。一部の山間地域は250mm以上の大雨となる可能性もある。南海岸と慶尚南道の東海岸にも10〜25m/sの強風と1時間当たり20mm以上の大雨が予想される。比較的に台風の影響を受けないソウルや京畿道(キョンギド)、忠清道(チュンチョンド)、江原道(カンウォンド)、その他、南部の内陸地方には5〜40mmの雨が降る見通しだ。

気象庁の関係者は「当初の予想とは違って台風がそれほど北に進まなかったので、直接影響を受けるのは済州島だけになるものと見られる」と述べる。