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SNSに「イエロー・リボン」キャンペーンが急速に拡散

SNSに「イエロー・リボン」キャンペーンが急速に拡散

Posted April. 23, 2014 04:09,   

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「奇跡を願います」

カーフェリー「セウォル」沈没事故の行方不明者の無事生還を祈願する市民の心がオン・オフラインを通じて拡散している。急速に広がっている「イエロー・リボン・キャンペーン」が代表的だ。

22日、カカオトークやツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上にはイエロー・リボン・キャンペーンに市民の参加が続いた。イエロー・リボン・キャンペーンは、自分のカカオトークやフェイスブック、ツイッターなど、SNSのプロフィール写真を黄色い地に黒いリボンが描かれた「イエロー・リボンのイメージ」(写真)に変更する方法で参加できる。

イエロー・リボン・キャンペーンはかつて戦争に行った兵士の無事帰還を願う意味で、木に黄色いリボンを結んでおいて待ったことから由来した。黄色いリボンのイメージを直接作ってキャンペーンを始めた大学生連合サークルのALTの関係者は、「イエロー・リボン・キャンペーンを始めた理由は、行方不明者の家族の悲しみを分かち合い、行方不明者が生きて帰られるという希望を全ての国民がもってほしいという願いのため」と話した。ALTは19日からオン・オフラインを通じて黄色いリボンを市民に配布し、積極的な参加を訴えている。

イエロー・リボン・キャンペーンが急速に広がって、一時、「赤いリボン自体に著作権がかかっていて、カカオトークのプロフィールを変える場合、罰金500万ウォンが科せられる」という内容の書き込みがSNSなどに広がったりもした。これに対し、ALT側は、「当該内容は全く事実ではない。現在最も多く使われているカカオトークプロフィール用のイメージはうちの会員が作ったものなので、誰でも使える」と話した。イエロー・リボン・キャンペーンに接したネチズンは、「行方不明者の家族に少しでも慰めになってほしい」「全ての国民の念願が集まって、奇跡が起こってほしい」といった反応を示した。

イエロー・リボン・キャンペーンはオンラインだけでなく、オフラインでも進められる。フェイスブックなどSNSを通じて集まった大学生60人あまりは、27日午前9時からイエロー・リボン・キャンペーンを展開する予定だ。彼らはソウル市庁前に集結して、新村(シンチョン)駅まで徒歩で移動しながら、市民に直接作った黄色いリボンを配布する。その後、京畿道安山(キョンギド・アンサン)の檀園(タンウォン)高校と高麗(コリョ)大学安山病院を訪問して、一日ボランティア活動を行う予定だ。

今度の行事を企画した大学生のチョン・ソンギュさん(22)は、「セウォル号沈没事故の行方不明者家族の悲しい話を聞いて、彼らのために何でもしたいという思いからこのような行事を準備するようになった」とし、「キャンペーンを通じてさらに多くの市民の念願が行方不明者の家族に伝わってほしい」と話した。

檀園高校がある安山では連日行方不明者の無事生還を祈願するロウソク祈祷会が開かれている。このような「希望のロウソク」は、釜山(プサン)、大邱(テグ)、ソウルなど全国に広がっている。