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三星のウェアラブル「ギアフィット」、世界最大容量の曲面バッテリーを搭載

三星のウェアラブル「ギアフィット」、世界最大容量の曲面バッテリーを搭載

Posted April. 16, 2014 03:02,   

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三星(サムスン)SDIが「三星ギアフィット」に搭載された世界最大容量のカーブド(曲面)バッテリーを15日公開した。三星ギアフィットは、三星電子が11日、グローバル市場に公開したウェアラブルスマートバンドだ。三星SDIが開発したスマートバンド用カーブドバッテリーは210mAhで世界最大容量だ。現在市場に出ているスマートバンドに搭載されたバッテリーより容量が最大5倍以上だ。幅が狭くて厚さが薄いスマートバンドの外観に合わせて限定されているサイズのバッテリーに容量を最大限高めるのが技術の核心だ。

三星SDIは業界で初めて、超小型バッテリーのセルにプラスとマイナスなど、バッテリーの素材を幾重にも積み重ねる「積層技術」を利用して、曲面デザインを具現した。三星ギアフィットは手首の曲線に合わせて、ディスプレーとバッテリーの両方を曲面製品を使った。また、バッテリー内部をV字型に曲げて、バッテリー容量を増やす「Vベンディング」という新技術を活用してバッテリーの容量を拡大した。エネルギー密度も高めた。三星ギアフィットが既存のスマートフォンバンドのヘルス関連性能だけでなく、スマートフォンやタブレットPCなど、スマート機器と連動して文字メッセージや電子メールなどを確認できるのも、電子機器の「心臓」の役割をするバッテリー容量が増えたためだ。

三星SDI側は、「ウェアラブル市場が急速に拡大すると見通されている中、その中でもスマートバンドへの需要が最も多いと見込んで、スマートバンド用カーブドバッテリー技術を引き続き準備している」と説明した。

ウェアラブル機器分野の専門調査機関のABIによると、18年、グローバル・ウェアラブル機器市場は昨年より10倍以上成長すると予想される。その中でもスマートバンド商品は全体機器の25%で最大の比重を占める見通しだ。