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北朝鮮、NLL韓国側に向け砲弾100発あまり発射

北朝鮮、NLL韓国側に向け砲弾100発あまり発射

Posted April. 01, 2014 07:31,   

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北朝鮮が31日、西海(ソヘ)の北方限界線(NLL)周辺の海上に向け、500発あまりの砲撃を加え、そのうち100発あまりが、NLLの韓国側の海域に落ちた。これに対し韓国軍当局は、応酬射撃を行い、北朝鮮の追加挑発に備え、警戒態勢を強化した。北朝鮮が、NLLの韓国側海域に向け、海岸砲の挑発に踏み切ったのは、11年8月以降2年7ヶ月ぶりのことだ。

合同参謀本部によると、北朝鮮のこのような海岸砲や多延長ロケット砲500発あまりの発射は、同日昼12時15分から午後3時30分にかけて、西海のNLL地域に向け、計8回に渡って行われた。韓国軍当局は、白翎(ペクリョン)島に配置したK−9自走砲で、NLLの北朝鮮側海上に向け、300発あまりの対応射撃を実施する一方、F−15K戦闘機や海軍の艦艇を動員し、哨戒活動を強化している。白翎島と延坪(ヨンピョン)島の住民らに緊急避難令を出す一方、漁船など民間船舶の射撃区域への接近を禁じたと、軍当局が伝えた。

これに先立って、北朝鮮は同日午後8時ごろ、西南戦線司令部の名義で、海軍2艦隊司令部に送った電話通知文を通じて、西海NLLの北朝鮮側海域7ヶ所に対し、海上射撃訓練を実施すると通知してきたが、その区域は、NLL基準では韓国側水域に0.5マイル(約800メートル)まで近づいたところだという。

韓国政府は同日午後、大統領府で国家安全保障会議(NSC)を緊急招集し、北朝鮮の挑発の背景やその対応策について議論した。