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「北朝鮮の資金源を抑える制裁法案を5月に処理、金正恩政権の破産が最終目標」

「北朝鮮の資金源を抑える制裁法案を5月に処理、金正恩政権の破産が最終目標」

Posted March. 28, 2014 04:23,   

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「今、北朝鮮の若い指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の財布には金があまりない。大変脆弱な状況だろう。『北朝鮮政府に対する制裁実行の強化と他の目的に関する法案(HR1771)』は金第1書記が将軍に配るドルの流入を阻止しようとするものだ。5月中に同法案を米下院外交委員会と本会議で可決することが目標だ」

米国のエド・ロイス下院外交委員長は、哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没から4年目の26日(現地時間)午後、下院議員の事務所で行われた東亜(トンア)日報との単独インタビューで、「HR1771を可決し、金正恩政権破産への遠い道を進む」と強調した。

ロイス委員長はこれに先立ち、スティーヴ・シャボット下院外交委員会アジア・太平洋小委員長が「北朝鮮政権の暴政に対する衝撃的真実」と題して開催した北朝鮮人権聴聞会での開幕声明で、「HR1771は与野党議員約130人の超党的支持を受けている」と述べ、5月中に処理する計画を確認している。

ロイス委員長の事務所の一方の壁には、4年前に北朝鮮の魚雷攻撃で真っ二つになって引き揚げられた天安艦の凄惨な姿、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領との会談の写真など、韓国関連の写真が貼られてあった。以下は一問一答。

——昨年4月に法案を発議して1年近く経った。今回立法化に動き出した理由は・・・。

「これまで下院内の民主、共和両党の議員の支持を集めていた。最近になって北朝鮮が再び挑発的な言動をしている。米国が強い信号を送ることが重要だ。北朝鮮が改革と非核化に関心がないということを(米国が)自覚しなければならない。北朝鮮住民に恐怖と虐待のない暮らしをもたらさなければならない」

——国連北朝鮮人権調査委員会(COI)の報告書発表直後なので一層意味がある。

「その通りだ。COIの報告書は、北朝鮮に対する世界の見方を変えた。新しい認識による行動が続くことを期待する。報告書は法案通過の追い風になるだろう。私はCOIの誕生にも深く関与し、今回の報告書の作成でも証言した」

——下院に続き上院で可決する可能性はどれほどか。

「非常に高い。ロバート・メネンデス上院外交委員長と緊密に協議してきた。金第1書記の威嚇的な発言もあり、議会内部には今が法案通過の最も良い時期という認識が広まっている」

——今後どのような手続きがあるのか。

「アジア太平洋小委員会で聴聞会を開き、議員の理解を広めていく。議員はこの問題をよく理解しており、原案があまり修正されずに圧倒的票差で通過することを期待する」