正規学校を通っていない21歳のエンジニアが共同創業したベンチャー企業が初期投資金の830倍が越える金額でフェイスブックに買収された。
25日、米国の主要マスコミによると、フェイスブックはオキュラスVRを現金4億ドルなど、合わせて20億ドル(約2兆1500億ウォン)で買収することを決めた。オキュラスVRは頭にかぶるバーチャルリアリティー(仮想現実)システム(ヘッドマウント型VRシステム)を開発する会社だ。フェイスブックは今年初め、メッセンジャー会社の「ワッツアップ」を190億ドルで買収したことに続き、相次いで規模を拡大している。
マーク・ザッカーバーグ・フェイスブック最高経営者(CEO)は、公式のブログを通じて、「今回の買収には興奮を覚えており、VRシステムが多様な経験に活用される」と話した。業界はこのシステムがゲームだけでなく、医療相談および遠隔教育分野にも適用されると見ている。
パーマー・ラッキー(写真)が現在、オキュラスVRのCEOを務めるブレンダン・イリーベと共に12年8月、クラウドファンディング会社の「キックスターター」の資金募金キャンペーンを通じて240万ドルを集めオキュラスVRを設立した。自らをVR開発マニアと紹介するラッキーは、正規学校に通わずホームスクーリングで勉強を終え、旧型アイフォンの修理を皮切りに情報技術(IT)分野に足を踏み入れた。同社の現在の社員は100人あまり。