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し烈なホームラン争い、1999年の記録を破れるか

し烈なホームラン争い、1999年の記録を破れるか

Posted March. 21, 2014 03:27,   

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「1274」

韓国プロ野球が15年も破られていない古い記録を塗り替えるため、突破しなければならない数字だ。李承鎏(イ・スンヨプ、三星)が韓国プロ野球史上初の50ホームランを突破し、54本でホームラン王に輝いた1999年、韓国プロ野球は初めて4桁の1シーズンホームラン数を記録した。前年度より何と383本の球をフェンス越しに飛ばし、1274本のホームラン新記録を記録したもの。当時、ホームラン部門10位タイの沈正洙(シム・ジョンス、斗山)とピアソン(現代)が31本のホームランを放つほどホームラン打者がぞろりとそろっていた。以後も1シーズンホームラン数が1000本を突破したシーズンはさらに5度あった。しかし、1999年に立てられた記録は破られなかった。

04年からはホームラン数が急減し、09年を除いた毎シーズン3桁のホームランにとどまった。球団が外国人投手を好み、李承鎏の日本進出など、大型打者らが消え、「投高打低」の現象がグランドを占領したためだ。10年、李大浩(イ・デホ、ロッテ)が44本のホームランでホームラン王に輝いたことを除いては、昨年までホームラン王がみんな30本前後のホームランを記録したのも同じ理由からだ。

そのような状況で、09年1155本のホームランを記録できたのは、中間クラスのホームラン打者が増えたおかげだった。08年4人に過ぎなかった20ホームラン以上の打者が、09年には18人へ急増した。20ホームラン以上の打者は10年再び13人へ減少した。

全ての球団が力強い助っ人の打者を保有するようになった今季は、1000ホームランを越えて歴代1シーズン最多ホームラン記録を塗り替えられると見込まれる。昨年の総ホームラン数、798本を勘案すると、今季外国人打者9人が約20本ずつのホームランを放っても十分4桁ホームラン数の達成が可能なためだ。ここにパク・ビョンホ(ネクセン)、崔炯宇(チェ・ヒョンウ、三星)、崔廷(チェ・ジョン、SK)ら既存の巨砲に加え、チョン・ウィユン(LG)、尹錫鏜(ユン・ソクミン、ネクセン)ら未来の巨砲までオープン戦から印象的な長打力を誇っていることから、シーズン序盤からホームラン争いに火がつく見通しだ。