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メダル総数か金メダルの数か、組織委HPで1位のドイツが米国集計では6位

メダル総数か金メダルの数か、組織委HPで1位のドイツが米国集計では6位

Posted February. 20, 2014 03:08,   

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ソチ五輪のショートトラック女子1500メートル決勝で銀メダルを獲得しては、「申し訳ない」と感想を語っていた沈錫希(シム・ソッキ=17)。ショートトラック女子3000メートルリレーに出場した韓国選手たちを応援するため、「金メダルでなくても大丈夫」と書いたバナーを持って会場に駆けつけた「氷速女帝」李相花(イ・サンファ=25)。五輪は出られるだけでも光栄な舞台だが、メダルの色による温度差は、間違いなく存在する。

選手だけでなく、参加国も大会での成績を国力の物差しと看做し、代理戦争でもするかのようなし烈なメダルレースを繰り広げる。五輪メダル集計に関心が集まる所以だ。

18日までに、ニューヨークタイムズやUSAトゥデーなど米国の主要メディアの集計によると、米国とオランダは1位タイだ。一方で、韓国をはじめアジアや欧州のメディアやソチ五輪組織委員会の公式ホームページには、ドイツが1位、米国が4位、オランダは3位となっている。米国はメダル数の合計を基準に順位をつけているのに対して、その他の地域のメディアなどは金メダルを重視して順位をつけているからだ。ドイツは金メダル8個で米国、オランダ(以上6個)をリードしたが、メダル総数では15個で米国とオランダ(いずれも20個)より少ない。米国でのドイツの順位は6位に下がる。

メダルの価値は、色が違っても同じ扱いをするべきだという観点と、それでもやはり最高の勝者に与えられる金メダルの価値を認めるべきだとする見方とが対立している。

一部では、金メダルは5点、銀メダルは3点、銅メダルは1点の加重値を与えたメダル順位が合理的だという声も出ている。大会毎にメダル総合順位を上げるのに有利に働くよう基準が変わることもある。

今大会参加国88ヵ国のうち、1個以上のメダルを獲得した国は26ヵ国で、五輪史上過去最多と並んでいる。