フィギュアのユリア・リプニツカヤ、ソチ五輪最大のホット話題に浮上

ソチ冬季五輪のハイライトを飾るフィギュアスケート女子シングルの主人公に選ばれた選手は、断然キム・ヨナ（２４、写真）だった。様々な海外マスコミだけでなく、国際五輪委員会（ＩＯＣ）もホームページのメイン画面を通じて「フィギュア女王」キム・ヨナの五輪２連覇を規定事実化している。

ところで、世界のフィギュア界が新しいスター誕生を望んでいるのだろうか。１０日、ソチ五輪フィギュア団体戦の女子シングルフリースケートが終わった後、雰囲気が変わってきた。同日、１４１．５１点をもらってロシアの優勝をけん引した「新星」ユリア・リプニツカヤ（１６）が大会序盤、話題の主人公に浮上したのだ。

米経済専門誌のフォーブスは１０日、「リプニツカヤが今度の五輪で最高の物語を作り出せそうだ。１９７６年、モントリオール夏季五輪のナディア・コマネチのような存在になれる」と予測した。当時、１５歳の年齢でルーマニア体操国家代表として五輪に出場したコマネチは、五輪史上初めて１０点満点を獲得し大会３冠に輝いた。リプニツカヤを歴代五輪史上最高の「シンデレラ」と言われるコマネチと同級に評価したのだ。