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五輪開幕まで20日、代表チームに「怪我警戒令」

五輪開幕まで20日、代表チームに「怪我警戒令」

Posted January. 18, 2014 08:35,   

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スポーツ選手が恐れをなしていることは果たして何だろうか?少ない年収、下がる人気、芳しくない成績…。しかし、何よりも「怪我」のほうが、最大の恐れとなっている。怪我をすれば、人気はもとより年収や成績も上げられないからだ。

ソチ冬季五輪開幕を20日後に控え、各国の代表チームに、「怪我警戒令」が出された。早いスピードを出さなければならず、空中での動作の多い冬のスポーツは、怪我の危険性が高い。すでに、冬季五輪のスターらが、いきなり怪我をし、次々とオリンピックへの出場がきなくなっている。

10年のバンクーバー冬季五輪、スキー滑降金メダルリストの米国の「スキー女帝」リンジー・ボン(30)は、昨年11月、訓練途中の転落事故で、ひざの怪我を負い、7日、五輪への出場放棄を宣言した。ボンは、ワールドカップ大会で59回もトップについたスキーの最強者であり、ソチでも、金メダル獲得の可能性が高かった。中国女子ショートトラックの花形選手・王濛(29)も、16日、訓練途中、右の足首骨折の負傷を負い、オリンピックへの出場が不透明となった。

06年のトリノオリンにピック、バンクーバーオリンピック・スキージャンプの金メダルリスト・トーマス・モルゲンシュテルン(28=オーストリア)も、負傷でオリンピック3連覇の夢を諦めた。そのほか、バンクーバーオリンピック・フィギュア男子シングル金メダリスト・エバン・ライサチェック(29、米国)と、トリノ五輪フィギュア男子シングル金メダリストのエブゲニー・フルシェンコ(32、ロシア)、米フィギュア女子シングルの有望主・アリサ・シズニ(27)、女子スキースロープスタイル優勝候補トップのカヤ・タスキ(26、カナダ)が、負傷で、出場が不透明だ。

韓国代表チームも例外ではない。ショートトラック男子代表チームのノ・ジンギュ(22、韓国体育大学)が14日、訓練中、左肘の骨を折り、オリンピックへの出場ができなくなった。アルパインスキー代表チームの有望主・カン・ヨンソ(17、ソンイル女子高)も、ひざの十字じん帯が破裂する負傷で、オリンピック初出場の夢を諦めなければならない危機に置かれている。そのほか、複数の選手らが、大小の負傷で、オリンピック出場如何を天秤に掛けているという。

大韓氷上競技連盟のキム・グァンギュ専務は、「選手らに、体調維持も大事だが、何よりも怪我に気をつけてほしいと頼んだ。負傷選手が出てきたら、1人のオリンピック出場の挫折ではなく、代表チームの士気にも影響を及ぼしかねない」と話した。ボブスレーやルージュ、スキージャンプなど、候補選手や代替選手のいない種目は、選手らの負傷管理に集中している。

大韓ボブスレースケレトン競技連盟の関係者は、「選手が1人でも負傷すれば、チーム全体が出場できなくなる。出場権を確保しただけに、無理な訓練はしていない」と明らかにした。