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セヌリ党の印鑑管理、内部で反発の声

Posted December. 28, 2013 06:00,   

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与党セヌリ党の崔鍫煥(チェ・ギョンファン)院内代表は27日、院内執行部が議員の印鑑を管理しているという東亜(トンア)日報の報道に関連し、「国会の長年の慣例だ。党の方針として決めた法案発議のためのものだ」と説明した。しかし一部の議員は、「長年の慣行であっても誤っているなら正さなければならない」と指摘しているなど、議論を呼んでいる。

国会国土交通委員会与党幹事の姜碩鎬(カン・ソクホ)議員は同日、院内対策会議で、本紙の記事を引用し、「このようなこと(印鑑管理)はありえないことだ。院内執行部は納得できる説明をしなければならない」と批判した。

これに対して崔院内代表は、「制憲国会以来続いている慣例だ。国会に登録された印鑑でなく『簡易印鑑』だ。与野党を問わず慣行的に行なっていることだ」と主張した。そして「議員総会で党の方針が決め、実務者が議員会館の155の事務室をまわって印鑑をもらうことはできないのではないか」と問い返した。

しかし、姜議員は記者に「院内執行部が議員の印鑑を管理していることを初めて知った」とし、「民主的な手続きに合わない。公式に問題を提起する」と述べた。ある新人議員は、「セヌリ党議員全員(155人)の名で民主党の梁承晁(ヤン・スンジョ)議員の議員除名案が提出された時、私は賛成していなかった。どうしてそんなことがあり得るのかと思った」と述べ、「誤った慣行は正さなければならない」と強調した。

セヌリ党執行部は昨年4月の総選挙直後、党所属議員の簡易印鑑を一括して作ったという。議員が個別に法案を発議する場合には「国会登録印鑑」が必要だが、党方針として決めた法案や決議案を処理する時に使われる印鑑に関しては規定がない。セヌリ党は最近、議員総会で民主党の梁承晁、チャン・ハナ、統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員に対する除名案3件を党の統一見解として決め、院内執行部が保管する所属議員の印鑑を押した「党論依願提出確認証」を国会議案課に提出した。