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金正恩第1書記、「大統領府に共和国の旗を掲げる」と豪語

金正恩第1書記、「大統領府に共和国の旗を掲げる」と豪語

Posted October. 18, 2013 04:51,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が、「私が大統領府の旗ざおに共和国の旗を掲げる」と豪語し、人民軍関係者らに武力統一への意欲をむき出しにしたという。

北朝鮮消息筋が入手した北朝鮮軍の内部文書によると、金第1書記の発言は、軍を対象に武力統一を準備するべきだと強調する中で出た。また金第1書記は、「敵と総決死戦を行うべきで、統一の大事変を主導的に迎えるための準備に抜かりがあってはならない」と話した。別の消息筋は、「金正恩の正確な発言の時点や文書が作成された時期は確認されていないが、今年2〜5月に南北間の緊張が最高潮に達していた時期に出た可能性が高い」と話した。

これに関連し、南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長は8日、国会情報委員会への報告で「金正恩が『3年内の武力統一』を頻繁に豪語している」と明らかにした。複数の北朝鮮消息筋によると、最近は北朝鮮軍の関係者も「金正恩は、武力統一の野心をもっており、再び3年内に統一すると言い出している」と話しているという。

韓国政府は、金第1書記のこうした好戦的な言動が北朝鮮の対南政策や軍事戦略などに、どのような影響を与えるのかについて集中的に分析している。政府の一部では、「金正恩が好戦的な言動を行動に移す可能性は低い」との見方もある。ある政府関係者は、「北朝鮮軍部は、自分たちなりに動いているが、金正恩個人が特別に好戦的な行動に出る兆候は、今のところは見当たらないという観測が少なくない」と話した。

北朝鮮メディアは、最近、金第1書記が平壌(ピョンヤン)のウォーターパークや乗馬クラブなどの娯楽施設を相次いで訪問する場面を集中的に伝えている。金第1書記が住民の生活向上や経済開発に力を入れているをいう印象を与える狙いがあるものと見られる。