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[社説]尹昶重氏は米国へ行き調べを受けて真実を究明せよ

[社説]尹昶重氏は米国へ行き調べを受けて真実を究明せよ

Posted May. 15, 2013 03:33,   

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在米韓国大使館は一昨日、米ワシントン警察局に尹昶重(ユン・チャンジュン)前大統領府報道官のセクハラ疑惑を早急に捜査してほしいという韓国政府の考えを伝えた。韓国政府は朴大統領の訪米中に、尹氏が米国警察の調査を受ける状況を避けるために、彼を帰国させたと疑われている。一種の犯人逃避を幇助した容疑だ。尹氏への捜査を通じて事実を究明し、米国法による処罰を受けるのが、地に落ちた国の面子を取り戻せる唯一の道だ。在米韓国人社会も同胞の女子インターンへのセクハラに憤りを隠さずにいる。在米韓国人団体の「米州サラムサヌンセサン(人の生きる世界という意)」も声明を発表し、尹氏をできるだけ早く米国へ送還させることを要求した。

ポール・メットカルフ・ワシントン警察局報道官は、きのう本紙とのインタビューで、「尹昶重事件は軽犯罪だが、殺人強かんのような重犯罪と同じような重要性を持って捜査している」と話した。この事件が韓国でどれほど重要なことなのかを知っているという意味だ。尹氏がホテルのルームで、裸の状態でインターンの女性のお尻を握ったのは重犯罪で、強かん未遂罪を適用できるという当地の弁護士は伝える。法定刑量が懲役1年以上の重犯罪の場合、米国の要請に従って犯人を引き渡さなければならない。

大統領府は民政首席室の調査内容を公開し、米国の捜査当局にも知らせて、捜査が迅速に進められるように協力しなければならない。国に恥をかかせ、嘘をつく尹氏を保護する必要もなく、保護してもならない。

尹氏は破廉恥な犯罪を犯しておいても反省する姿勢を見せていない。公開記者会見で、被害インターン女性の業務未熟を非難し、上官の李南基(イ・ナムギ)大統領広報首席秘書官に責任を転嫁して事態の本質を歪曲した。セクハラが起きたフェアファックスホテルで、早朝お酒に酔った自分を目的したという記者たちには文字メッセージを送って、責任を取ってもらうと脅し、記者会見では言論報道に法的対応云々しながら脅威した。

尹氏に一抹の良心が残っているなら、米国警察に自ら出頭して捜査を受け、事態を早く終了させるのが筋だ。それが国民と被害女性に贖罪する道であり、自分を抜擢した朴大統領への最後の道理であるだろう。被害女性や家族にも百拜謝罪しなければならない。尹氏が悪知恵を使っ、て嘘をつけばつくほど国民の憤りは高まるだろう。