Go to contents

第一毛織とYGが意気投合、韓流ファッションブランド立ち上げへ

第一毛織とYGが意気投合、韓流ファッションブランド立ち上げへ

Posted June. 29, 2012 07:35,   

한국어

第一(チェイル)毛織の李敍顯(イ・ソヒョン)副社長とYGエンターテインメントの梁鉉錫(ヤン・ヨンソク)代表が、グローバル的韓流ファッションブランドの立ち上げのため、手を取り合った。韓国発グローバルファッションブランドを育成しようという李副社長の野心と、梁鉉錫代表の先をリードする感覚が合わさって、「ファッション韓流」ブームを巻き起こすことができるのか、注目を集めている。

第一毛織は28日、「ソテジと子供たち」出身の梁鉉錫氏が代表を務めているYGエンターテインメントと、新規事業に向けた契約を交わし、合弁会社を立ち上げることに合意した」と明らかにした。Kポップとファッションとを結びつけることで、17歳から23歳の世界の若者らを攻略するためのファッションブランドを立ち上げ、グローバル市場に進出するという戦略だ。

YGと第一毛織による合弁会社が立ち上げるブランドは、最初からグローバル市場をターゲットにする予定だ。国内デパートや街頭店より、海外編集売場に重点を置き、グローバル「Kポップキッズ」を集中的に攻略するという。これには、「エイトセカンド」の海外進出や中国向け専用ブランド「アルセ」のロンチングなど、ファッションの世界化に向け関心を示してきた李副社長の意志が働いたという。YGの梁代表は、「ソテジと子供たち」時代から、音楽とファッションとを融合させる能力が認められた経緯がある。米人気デザイナー・ジェレミー・スコットが、ガールズグループ「2NE1」のファンを自任するほどだ。

第一毛織の関係者は、「韓国の輸出を主導してきた情報技術(IT)製品や自動車に続き、韓国ファッションも世界市場で認めさせる計画だ」と明らかにした。

これに先立って、イーランドは09年12月、SMエンターテインメントと一緒に、合弁会社「アレル」を立ち上げたことがある。イーランドワールドが51%の持分を、SMが49%の持分を保有しているアレルは、製造・流通一括型(SPA)ブランド「スパオ」の共同マーケティングを担当している。単に、モデル起用のレベルを超え、SMコンテンツを製品に着せ、共同マーケティングに向けた協力関係を強固なものにするため、合弁会社を立ち上げたのだ。

イーランドの関係者は、「スパオ・明洞(ミョンドン)店には、SMが運営するカラオケ・『エブリシング』やSM所属歌手らのアルバム、記念品を販売するコーナーが一緒にある」とし、「今後、スパオを、グローバルSPAブランドへと育成するのに大きなシナジー効果を期待している」と主張した。

韓国ファッションとKポップとの出会いで、韓国発グローバル大型ブランド誕生の可能性が生じたと、ファッション業界では見ている。「フランス製」や「イタリア製」がつけば、製品価格が高騰するのと同様に、ファッションは、製造国の文化競争力がその基になってこそ、付加価値を高めることのできる産業だからだ。ファッション業界の関係者は、「数年前までは、いくら質が高くても、『韓国製』なら、高い値段をつけるのが難しかったが、Kポップや韓流ドラマの影響を受け、空気が様変わりしている」と述べた。

特に、若者層は音楽とファッションとを結びつけて理解するため、ファッション業界は10代や20代のためのKポップファッションが、効果があるだろうと期待している。米国でもかつて、人気歌手のジェニファー・ロペズが、自分の音楽スタイルを反映させて立ち上げたブランド「ジェイロ」が、グローバル的人気を集めたことがある。

グローバルスポーツブランド「リーボック」は、JYPを率いている朴軫泳(バク・ジンヨン)と一緒に、今年下半期から新たな「クラシックライン」キャンペーンを展開する予定だ。



kimhs@donga.com