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韓国・カナダFTA、早期の交渉再開で合意

韓国・カナダFTA、早期の交渉再開で合意

Posted June. 20, 2012 05:42,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は18日、主要20ヵ国(G20)首脳会議が開かれたメキシコ・ロスカボスでカナダのスティーブン・ハーパー首相と会談し、両国間の自由貿易協定(FTA)交渉をできるだけ早期に再開することで意見を共にした。

会談で、ハーパー首相が中断したFTA交渉を再開を提案すると、李大統領は「具体的な協議が行われているが、交渉が順調に進むことを期待している」と述べた。朴貞河(パク・ジョンハ)大統領報道官が伝えた。カナダとのFTA交渉は、2005年に始まったが、2008年3月、牛肉輸入問題で中断した。

これで韓国は、世界最大の経済ブロックである北米自由貿易協定(NAFTA)の加盟国であるカナダ、メキシコとFTA交渉を本格的に開始することになった。NAFTAは、すでに韓国とFTAを締結している米国をはじめ、カナダ、メキシコが参加しているFTAだ。

李大統領は23日、コロンビアを訪問し、フアン・サントス大統領と一緒に、これまで交渉を続けてきた韓国・コロンビア間FTAの妥結を宣言する計画だ。

一方、李大統領は同日午後、ロスカボスのコンベンションセンターで開かれたG20サミットの第1セッションで、ユーロ財政危機に関連し、「欧州連合(EU)の当事国は、徹底的で根本的な対策を設けることを促す。大変果敢な構造改革を進めるべきだ」と話した。

李大統領は、「欧州財政危機で全世界はもちろんのこと、韓国も影響を受けている」とし、(ユーロ圏)の当事国が危機克服への強い意志を示し、根本的な構造調整を通じて市場の信頼を回復することで、成長エンジンを作っていかなければならない」と注文をつけた。



srkim@donga.com