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脱北者支援団体「忘れな草」発足、送還反対運動の朴宣映議員が主導

脱北者支援団体「忘れな草」発足、送還反対運動の朴宣映議員が主導

Posted May. 23, 2012 07:02,   

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脱北した子供や青少年のための代案学校(日本のフリースクールに相当)の設立、生還した国軍捕虜のための療養院の建設など、脱北者や国軍捕虜を支援する民間事業が今後活発に展開される見通しだ。自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)議員が主導する社団法人「忘れな草」が22日に活動を本格的に開始した。朴議員は2月に中国の脱北者強制送還を糾弾し、中国大使館の前で11日間ハンガーストライキをし、国内外の世論を喚起した主人公だ。

同日、ソウル中区(チュンク)の貞洞第一(チョンドン・チェイル)教会で、朴議員をはじめ権誠(クォン・ソン)元憲法裁判所裁判官、金泰栄(キム・テヨン)前国防部長官、金絃(キム・ヒョン)前ソウル地方弁護士会会長、金吉子(キム・ギルチャ)敬仁(キョンイン)女子大学名誉総長、沈和珍(シム・ファジン)誠信(ソンシン)女子大学総長らが参加し、「忘れな草」発起人大会が開かれた。政界からは、セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表や李柱栄(イ・ジュヨン)、朴振(パク・ジン)、朱豪英(チュ・ホヨン)、徐相箕(ソ・サンギ)、鉠海珍(チョ・ヘジン)、韓起鎬(ハン・ギホ)議員、民主統合党の金泳鎭(キム・ヨンジン)、申楽均(シン・ナクキュン)議員、自由先進党の李仁済(イ・インジェ)非常対策委員長、李明洙(イ・ミョンス)議員が参加した。

朴議員は挨拶の言葉で、「分裂し切り裂かれた韓国社会を縫合し、統一韓国に進むには、韓国近代史から見捨てられ、忘れられた人々を思い出し、支援することが急務だ」とし、「忘れな草」の設立趣旨を明らかにした。そして、「脱北によって、学習の機会を奪われた子供たちや青少年のために正しい代案学校を設立し、脱北大学生には、外国で1年間、英語研修の機会を提供する。老体にもかかわらず生還した国軍捕虜のために、療養院も建設する」と、今後の計画を明らかにした。

「忘れな草」という名前は、「私を忘れないで下さい」という花言葉から、韓国近現代史から見捨てられ、忘れられた人々を思い出そうという意味だ。法人の英語名称は「Dream Makers for North Korea」。「忘れな草」は今後、代案学校事業にとどまらず、第2段階として北朝鮮の人権に向けた全般的な事業を進め、第3段階で世界各国の自由民主主義の定着に向けた事業と政策研究事業も推進する。朴議員は、第18代国会を最後に政界を去り、本業の教授(東国大学法学部)に戻り、北朝鮮人権運動も行う予定だ。



dnsp@donga.com