Go to contents

李大統領、スーチー氏と会談 アウンサン廟も訪問

李大統領、スーチー氏と会談 アウンサン廟も訪問

Posted May. 16, 2012 07:53,   

한국어

李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、ミャンマーの旧首都で最大都市のヤンゴンで、「2人のアウンサン」に会った。まず李大統領は、野党指導者のアウンサン・スーチー氏に会談し、ミャンマーの民主化と経済発展への支持を表明した。そして、ミャンマー独立の英雄であり、スーチー氏の父親であるアウンサン将軍が埋葬されたアウンサン廟を訪れた。ここは、1983年に発生した「アウンサン爆弾テロ」の現場でもある。

韓国の大統領としては29年ぶりにミャンマーを訪問した李大統領がテロ現場を訪れ、主要政治指導者に会ったのは、両国の辛い過去を清算し、未来に共に進もうという意味が込められている。

李大統領は15日、ヤンゴン市内のあるホテルでスーチー氏と会談し、「ミャンマーが経済も成長し、民主化も共に実現できるような変化が起こることを願っている」と述べた。これに対してスーチー氏は、「正義と自由、繁栄は一つを選択する問題ではなく、2つが共に進まなければならない」として共感を示した。李大統領はこれまで、北朝鮮に対して、「21世紀には、パンだけでなく自由が重要だ」と発言してきた。この日のメッセージも、開放と自由を選択し始めたミャンマーだけでなく、孤立と独裁体制を維持する北朝鮮に対して、自由のメッセージを送ったものとみえる。

李大統領は、スーチー氏に「ミャンマーの国民が幸福になり、スーチー氏が夢見る国になることを願う」と述べた。スーチー氏は「真の民主主義は、国民自ら自分の未来を決定できる力を出すことだ」と強調した。

さらに李大統領は、1983年に全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領(当時)が訪問した時に北朝鮮によって爆弾テロが起きたアウンサン廟を参拝した。李大統領は、爆発地点から4、5メートル離れた所で参拝し、「このような歴史は二度と起きてはならない。遺族への慰めになることを願う」と述べた。



srkim@donga.com