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中国の大学生、「韓流」による親韓傾向くっきり アンケート調査で浮き彫りに

中国の大学生、「韓流」による親韓傾向くっきり アンケート調査で浮き彫りに

Posted October. 01, 2011 06:00,   

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中国の若者たちが北朝鮮について「弱い、暗い、汚い、遅い」と考えているのに対して、韓国については「強い、明るい、清潔、早い」と考える傾向があることが分かった。中国の若者たちが「血盟」や「親善友好」で象徴される中朝関係に関する伝統的な認識が薄れ、「親韓」に傾いていることを示したものだ。

具相燦(ク・チャンサン)ハンナラ党議員室は8日、8月15日から同30日まで、中国の大学生935人を対象に韓中関係や中朝関係、周辺国に対する認識などについてアンケート調査を行った。

北朝鮮は、10点満点で評価したイメージ評価で、韓国(6.59)、米国(6.53)、日本(6.34)に次いでビリの4.94ポイントだった。5.5ポイントが肯定的なイメージ基準となっており、北朝鮮だけが否定的に見られていることになる。

中国の若者たちは、アジアで経済力が一番大きな国に中国(20.8%)より韓国(27.1%)を選んだ人が多かった。日本は43.6%で1位だった。韓国は留学先の国としての支持率でも米国(38.6%)に次ぐ2位(13.4%)だった。韓中自由貿易協定(FTA)については、604%が支持を示し、FTAが両国共に利益になる(13.4%)という認識が多かった。回答者の47.9%は、今後1〜5年間で両国間FTAが結ばれると予想した。

こうした韓中両国関係に関する肯定的な認識の背景には、韓流が大きく働いているものと見られる。多くの中国若者たちが韓国の大衆文化について「気に入る、面白い、テンポが速い、中国の大衆文化の発展にも役立つ、韓国を理解する上でで役立つ」との認識を示した。好きな韓国アーチストは、少女時代(75人)とレイン(65人)、スーパージュニア(62人)、東邦神起(58人)の順だった。

しかし、半数を超える中国若者たち(57.5%)は、韓米同盟について「危ない」という認識を示したが、このうち「大変危険」という答えも9.8%だった。南北統一に対する肯定的な見方は30.1%に過ぎず、否定的な見方(33.6%)より少なかった。

具議員は、「韓米同盟に対する否定的な見方を解消し、南北統一が中国にとって脅威にならないことを知らせるプログラムを開発するべきだ」と提言した。



zeitung@donga.com