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枯れ葉剤暴露した元米兵士「韓国が呼べば証言の用意」

枯れ葉剤暴露した元米兵士「韓国が呼べば証言の用意」

Posted June. 14, 2011 03:02,   

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慶尚北道漆谷郡倭館邑(キョンサンプクト・チルゴクグン・ウェグァンウプ)にある米軍基地「キャンプ・キャロル」に、78年に枯れ葉剤(エージェント・オレンジ)を埋めたと暴露した元在韓米軍スティーブ・ハウス氏は12日、「米国当局は、韓国の枯れ葉剤問題を収拾するためにいかなる努力もしていない」と米国政府の態度を強く非難した。

ハウス氏は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「韓国政府が、キャンプ・キャロルにエージェント・オレンジが埋められていることを検証するために私の発言が必要なら、喜んで韓国に行って調査に協力する用意がある」と明らかにした。

——米軍当局の調査で何を話したのか。

「彼らは、私たちがキャンプ・キャロルに埋めた物質が何であり、どのように埋めたのか聴いた。そして、埋めた量はどれほどか、また、どこから持ってきたのか調査した」

——キャンプ・キャロルにエージェント・オレンジを埋めたことを証言するために、韓国に行く考えはあるか。

「韓国政府が私の証言を求めるなら、喜んで応じる。私が持つあらゆる資料を公開する」

——米国メディアはこの問題を重要に扱っていないが…。

「アリゾナ・フェニックスの地方放送局のKPHO(チャネル5)だけが私の話を報じたが、どのメディアもこの問題を扱わなかった。CNNやABC放送も一切取り上げなかった。米国政府がこの記事に圧力をかけていると私は考える」

——韓国人に言いたい話があるなら…。

「米国政府がしたことに対して心より謝罪する。私がしたことに対しても謝罪する。韓国民が真実を暴くことに私の証言が役立つことを祈る」

——内部告発した後、心境は。

「(エージェント・オレンジを埋めた78年以来)33年ぶりに心の平和を取り戻した」

——エージェント・オレンジを一緒に埋めたトレビス氏やクレイマー氏はどんな状況か。

「事件が伝えられた後、反応がとても大きくて驚いた。しかし、彼らの証言は続くだろう。彼らのほかに2人の元在韓米軍が、この問題を取り上げると伝えてきた」

——米国政府がエージェント・オレンジを埋めたことを認めようとしない理由は…。

「補償と直結した問題だからだ。韓国でエージェント・オレンジにさらされて病気になった軍人は、一部分の10〜20%だけが補償を認められている。そのほかの80〜90%にも被害が認められれば、多くの費用がかからざるを得ない」



yhchoi65@donga.com