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李大統領「対決・軋轢から平和繁栄の道へ」と北朝鮮の変化促す

李大統領「対決・軋轢から平和繁栄の道へ」と北朝鮮の変化促す

Posted June. 07, 2011 08:43,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日、「北は対決と葛藤の道から抜け出して、平和と繁栄の道に出るべきだ」として北朝鮮の変化を促した。

李大統領は同日、ソウル市銅雀区(トンジャック)の国立ソウル顯忠院で行われた第56回顯忠日追悼式の演説で「我々は、そのために忍耐心をもって真摯に、一貫した努力を注ぎ続ける」として、このように述べた。

李大統領の発言は、北朝鮮が南北間の秘密接触を暴露して5日ぶりに出た対北朝鮮のメッセージであるため、注目される。北朝鮮の外交的非礼にも関わらず、過去より落ち着いて平和と繁栄への道に出ることを北朝鮮に呼びかけた。

李大統領は同日、韓国戦争で戦死したが、昨年に遺骨が見つかった故イ・チョンウ二等中士の家族の話で演説の冒頭を割いた。イ二等中士は満18歳にして実兄のイ・マンウ下士が入隊した後、1ヵ月ぶりに入隊し、兄弟がみな戦死した。李大統領は「お母さんは1985年に亡くなられたが、政府は遺体も見つからず苦しい思いをしていたお母さんの涙を忘れていない」と述べ、遺骨発掘事業の意味を評価した。李大統領夫妻は、同日開かれたイ二等中士の埋葬式に参加して遺族を見舞った。

李大統領は追悼式を終えたあと、国立ソウル顯忠院内にある遺骨発掘鑑識団を訪問し、韓国戦争戦死者遺骨発掘事業の関係者たちを激励した。李大統領は「護国勇士らの遺骨はこの国を支えてくれる柱のような存在で、この方たちこそ永遠に生きている大韓民国だ」と評価した。また「最後の一人まで探し出さなければならない。南北統一が実現すれば北でも探し、最後の一人まで、最後まで探さなければならない」と強調した。

元国軍戦死者遺骨発掘事業は、00年に始まって以来、これまで5182人を発掘した。韓国戦争で戦死した13万人あまりの4%に当たる。

一方、朴槿恵(パク・グンヘ)元ハンナラ党代表は顯忠日を迎えて自身のツイッターに「今の大韓民国になるまで、今の私たちが存在するまで、この国を守るために身を投げた方たちの尊い犠牲に敬虔に襟を引き締めて、我が時代の使命を思う」と書いた。



srkim@donga.com