明日、金正恩氏の誕生日 党と軍で内部行事か

統一部の当局者は６日、「北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）の誕生日といわれている８日、党や軍などの権力機関では内部行事を開くものと見られる」と話した。

同当局者は、「様々な状況を総合してみると、昨年も党や軍などの権力機関が、内部で喉自慢や体育行事などを通じ、金正恩を巡る偶像化作業を進めたことが分かった」とした上でこのように語った。同当局者はまた、昨年末の労働新聞に掲載された金正恩氏の写真などを公開し、北朝鮮内に金正恩偶像化作業が活発に行われていると明らかにした。

労働新聞は昨年１２月１９日付で、ナクウォン機械連合企業所の労働者らが、「栄光を捧げよう、我が党に」というタイイトルの歌を学ぶ写真を報じた。歌詞は、「白頭（ペクトゥ）の血統を引き継いで」「太陽の偉業を展開しよう」などの３代世襲を正当化する内容だった。

また同月２２日付の労働新聞は、金正日（キム・ジョンイル）総書記親子が、熙川（ヒチョン）ヨンハ機械総合工場を現地指導する写真を公開した。工場の天井下の壁には、「尊敬する金正恩大将同志がご訪問された生産ビル」と書かれた看板が、「０９年５月９日」付けで掲げられている。

金正恩氏は昨年９月２７日、大将の称号をもらった。韓国政府当局者は、「金正恩はすでに、相当前から内部で大将称号を与えられているか、それとも看板が最近掲げられたものかは不明だ」と話した。

kyle@donga.com