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オーサー氏「金妍兒とソチ大会まで付き合いたい」

オーサー氏「金妍兒とソチ大会まで付き合いたい」

Posted March. 02, 2010 09:42,   

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「オーサー、金メダルおめでとう」

「競技見ました。うまくやれると思っていました」

「フィギュア・クィーン」金妍兒(キム・ヨナ、20、高麗大)のコーチであるブライアン・オーサー(49、写真)は1日、カナダ・バンクーバーのメディアセンターで数え切れないほど祝福の言葉をかけられた。「サンキュー(どうも)」という言葉が口癖になるほどだった。「有名人ですね」と声をかけたら、彼は「五輪のシーズンだからであり、普段はそうでない」と言って笑った。

●金妍兒の金、22年ぶりに夢を叶える

冬季五輪の閉会式の2時間前にオーサーコーチと会った。カナダと米国のアイスホッケーの決勝戦が行われている最中だった。彼は、「インタビューのために最後まで見られなかった。延長まで持ち込まれるとは思わなかった。しかし、決勝ゴールを決めるのを見届けることができて良かった」と喜んだ。カナダの国民らしく、アイスホッケーが好きだという彼は、インタビューが行われる間、テレビに映るアイスホッケーのメダル・セレモニーから目が離せなかった。彼は、「カナダの国民として五輪の最後の試合のアイスホッケーでカナダが金メダルを取って嬉しい。しかし、金妍兒の金メダルほどは嬉しくない」と話した。

フィギュア選手出身の彼は、1984年と1988年、冬季五輪男子シングルで2度とも銀メダルにとどまった。未練が残ってもおかしくない。彼は今回の五輪で教え子を通じて金メダルの夢を叶える感激を味わった。彼は、「金妍兒が金メダルを取ってようやく五輪への未練を断ち切ることができた」と言って笑った。

オーサーコーチは06年、金妍兒を教え子として迎えた。彼は、「この4年の間、一番幸せな瞬間を選ぶとしたらまさに今である。今現在がいつもより幸せである。一番大変だった時期は、金妍兒が06〜07シーズンの時、怪我をした時だ」と言い、教え子への格別な愛情を示した。

●ソチ五輪も一緒に迎えてほしい

金妍兒は今回の五輪で女子シングル歴代最高得点の228.56点をもらった。しかし、オーサーコーチはまだ満たされているとは思っていないようだった。彼は、「金妍兒がさらに高い点数をもらうためには、トリプル・アクセル(空中3回転半)ジャンプが必要だ。金妍兒は五輪のチャンピオンになったが、今後も発展の可能性がある」と話した。

トリプル・アクセルのための身体条件についても説明した。彼は、「足首やひざ、お尻まで体のどこも痛いところがなかったら、時間を持って練習することができる。金妍兒がトリプル・アクセルを跳ぶ姿を必ず見てみたい」と話した。今季、金妍兒はトリプル・アクセルを競技ではもちろん、練習時にも一度も試みたことがない。彼は、「今の状況で連続3回転ジャンプが一番重要な技だが、金妍兒はトリプル・アクセルを簡単に身につけることができると思う」と話した。

また、金妍兒が14年ロシア・ソチ五輪に出場してほしいという願いも示した。彼は、「まず、金妍兒は世界選手権大会の2連覇を達成しなければならない。以後、しばらく休みながら、来季に備えなければならない。その次には金妍兒が何をすればいいかは、私にも分からない」と話した。しかし、彼は、「14年まで体力的にはまったく問題がない。たった24歳に過ぎない。すべては金妍兒次第である」と話した。



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