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悪名高いアンナプルナ、1950年以降9人の韓国人が登頂

悪名高いアンナプルナ、1950年以降9人の韓国人が登頂

Posted January. 02, 2010 08:55,   

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「豊饒の女神」アンナプルナは、神の領域と思われていたヒマラヤ8000メートル級の峰の中で一番先に人間の息遣いを承諾した。しかし、1950年、初の登頂以来20年間、アンナプルナに登った人はいない。そして09年まで主峰(8091メートル)を基準にアンナプルナの頂上を踏んだのは、韓国人9人を含めて157人で、ヒマラヤ8000メートル以上の14峰の中で、登頂者が一番少ない。最も高い山のエベレスト(8848メートル)の登頂者は約4500人に上る。反面、アンナプルナで死亡した登山家は60人もいる。エベレストでの死亡者が200人あまりであることを考えれば、大変高い数値だ。

悪名高いアンナプルナで死亡した韓国人は、全体の死亡者60人の中で5人だ。韓国遠征隊に含まれたシェルパまで入れると、14人。それほど、韓国とは悪縁が深い。代表的な事故が1999年、韓国人女性として初めて1993年にエベレストを登ったチ・ヒョンオクが行方不明になったことだ。彼女は、韓国—スペイン合同アンナプルナ遠征隊に参加して頂上を踏んだものの、キャンプ3(7500メートル)に戻れなかった。1999年当時、遠征隊を率いた厳弘吉(オム・ホンギル、50)は、5度のアンナプルナへの挑戦の末、頂上に立つことに成功したが、その間に3人の隊員を失った。

アンナプルナは登頂をめぐる議論でも韓国と悪縁が深い。女性登山家の金ヨンジャは、1984年の冬、アンナプルナの頂上に登った。しかし、下山途中、シェルパがカメラの入っているリュックを失って、頂上で撮った写真を示せず、結局、彼女の登頂は国際的に認めてもらえなかった。昨年9月には、アンナプルナ山群のヒウンチュリ(6441メートル)の新ルーツ開拓に乗り出した忠清北道(チュンチョンブクド)ジクジ遠征隊のパク・ジョンソン、ミン・ジュンヨン隊員が死亡する事故もあった。