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鳩山首相「政治と行政の根本を見直す」

Posted September. 17, 2009 08:37,   

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鳩山首相は16日の夕方、記者会見を開き、△官僚主導の国政運営を政治主導へと改革する脱官僚、△生活政治の復元、△財政健全化、△地方分権、△対等な日米関係、△アジア重視など、新内閣の主な国政目標を発表した。

鳩山首相はこれに先立ち、同日午前に開かれた民主党参議院総会に出席し、「今日は歴史の転換点であり、政治と行政の仕組みを根本的に変えるスタートの日だ」とした上で、「後世の歴史家が今日を『すばらしい日だった』と言うような一日にするため、積極的に働いていこうではないか」と語った。さらに、「今日から我々は未知の世界と遭遇するという考えを強く持って、行動してほしい」と述べ、与党の議員としての覚悟を持つように訴えた。

「お清めの雨が降りました。これからは一つひとつが全て勝負です」

16日に開かれた特別国会で、首相に就任した鳩山首相は、同日午前、自宅から出る際に取材陣に対してこのように話した。昨晩降った雨が世界を綺麗に洗い流したように、過去の残在を清算し、新しいスタートを切るという自らへの誓いだった。だが、鳩山内閣は山積している国政業務を迅速に解決しなければならないという二重の負担を抱えて発足した。

鳩山首相が総選挙期間を通して官僚中心の国政運営を改革し、政治家中心の国政運営を強調したように、同氏の国政運営は政治色の強いものになりそうだ。官僚が事実上国政運営を独占してきたため、省庁エゴ、政経癒着のような日本社会の非効率が招かれ、国民生活の崩壊をもたらしたという見方からだ。

しかし、今年の補正予算と来年度の予算案の確定、郵政民営化の見直し、児童手当てなど、各種手当ての支給の具体化など、仕事が山積している。鳩山首相は官僚の手を借りず、全ての業務を政治主導で解決していくという方針だ。両手がやってきたことを片手で処理するわけだ。問題は、早い内に施行に移し、目に見える成果を上げなければならないという点だ。

万が一、このような新たな試みが官僚の壁と自民党のけん制を乗り越えられずに座礁したり、遅延するなどして、国民の心が変わり、参議院選挙で自民党に敗北する場合、鳩山首相自身の政治基盤も崩壊されかねない。また、党内で最大勢力を持っている小沢幹事長との協力とけん制も今後の政局運営の変数である。

合わせて、米国からアジアへの重量中心の移動を打ち出してきた鳩山内閣が、韓国や中国をはじめ、東アジア共同体の構想をどのように展開していくのかにも関心が集まっている。



jkmas@donga.com changkim@donga.com