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「金総書記死後、集団指導体制が有力」 国防研究院博士らが予測

「金総書記死後、集団指導体制が有力」 国防研究院博士らが予測

Posted May. 26, 2008 07:52,   

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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継体制について、韓国国防研究院の博士22人の意見を調べた結果、金総書記が自然死したあと、集団指導体制が樹立されるだろうとの見方が半数を占めた。

金総書記の後継者については、次男の正哲(ジョンチョル・27)が有力とする意見が多数だったが、継承のための権力基盤は長男の正男(ジョンアム・37)と金総書記の実妹の夫、張成澤(チャン・ソンテク・62)がより堅固であると分析した。

米政府が同様の内容を中心とする報告書を今月14日、米国公務員が閲覧できる公開資料センター(Open Source Center)のホームページに掲載したことが25日、明らかになった。

本紙が米政府高官を通じて入手した同報告書は、韓国国防研究院の白承周(ペク・スンジュ)国防懸案チーム長が米政府の依頼を受けて作成した「北朝鮮の金正日後継体制の特徴と対米政策調整の展望」と題する報告書を英語に翻訳したものだ。

同報告書は、核問題の解決を通じて米朝関係が急進展する中、米政府が北朝鮮の後継問題を検討し始めたことを裏付けている。

報告書は北朝鮮の後継問題で最も重要な要因として、△金総書記の生存の如何と死亡の形態、△権力構造−−を挙げ、6通りの継承シナリオを提示した。

国防研究院の博士22人の45.5%にあたる10人は、「金総書記が自然死したあと、集団指導体制が確立するだろう」と予測した。27.3%にあたる6人は「金正日生前に集団指導体制が確立するだろう」と予想するなど、全体的に1人独裁体制が終了するだろうとの回答が77%(17人)だった。

誰が後継者になるだろうかという質問には、36.4%(8人)が正哲を挙げ、31.8%(7人)は正男、22.7%(5人)は張成澤を挙げた。

しかし報告書は、「金総書記が父親の故金日成(キム・イルソン)主席の権力を継承した経験からして、正哲よりは権力基盤と政策能力、個人的な資格などで優位に立つ張成澤、もしくは正男が継承する可能性の方のが高い」と分析した。

また、継承が5年以内に行われる場合は張成澤または正男が、5年後に行われれば正哲氏か正雲(ジョンウン)氏(25=3男)が有利だろうとの見通しを示した。



kyle@donga.com triplets@donga.com