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「82年の野球のメッカ」を思い出す

Posted August. 10, 2007 05:46,   

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#思い出①1982年3月27日、ソウル東大門(トンデムン)野球場。プロ野球元年の開幕戦のMBC(現LG)と三星(サムスン)の対決。7—7で勝奄ェつかなかった10回裏2死満塁の場面でMBCの李ジョンドが打席に立った。相手は三星の左腕エースの李ソンヒ。李ジョンドはボール2つの後、李ソンヒの内側スライダーを打ち返し、延長サヨナラ満塁ホームランを放った。

#思い出②1982年10月12日、東大門野球場。OB(現・斗山)と三星の韓国シリーズ6次戦。3—3の9回表の2死満塁の場面。今度も三星の投手は李ソンヒだった。彼はOBのシン・ギョンシクに四球を許した後、金ユドンに痛恨の満塁ホームランを打たれ、ひざまずいてしまった。OBは8—3で勝ち、4勝1引き分け1敗で韓国シリーズの優勝を占めた。

プロ野球の元年を満塁ホームランで開いて閉じた東大門野球場。ここでプロ野球の試合が行われたのは、プロ元年の1982年と1985年、OBが大田(テジョン)からソウルにフランチャイズを変えてホーム球場に使った時だけだ。残りのシーズンはすべて蚕室(チャムシル)野球場で行われた。

今はアマチュア野球だけが行われる東大門野球場で9月下旬、22年ぶりにプロ野球レギュラーシーズンの試合が行われる。11月に撤去される「82年歴史の野球のメッカ」を思い出すためだ。

東大門野球場をホーム球場に使ったソウルのフランチャイズチームで元年の開幕戦と韓国シリーズの優勝チームであるLGと斗山(トゥサン)が「東大門野球場イベント」をそれぞれ推進している。

斗山の金スンヨン団長は9日、「9月にレギュラーシーズンの試合を東大門野球場で開くことで内部方針を決めた」と話した。LGの金ヨンジュン団長も「東大門試合を積極的に考慮している」と明らかにした。

今年、プロ野球のペナントレースは9月2日までだが、8日現在、雨でキャンセルされた試合が44試合もある。東大門野球場は8月30日まで9月20日まで大学秋季リーグが行われた後、30日まで試合がないため、21日以後、プロ野球試合をする上で何ら問題がない。

韓国野球委員会(KBO)の李サンイル運営本部長は、「斗山・LGのソウル球団が望めば、東大門野球場で試合を開くことができる」と話した。

プロ野球元年の開幕戦のスターの李ジョンドKBS解説委員は、「プロ野球が誕生して、ファンに『李ジョンド』という名前を覚えさせてくれた東大門野球場で再びプロ野球試合が見られて嬉しい」と言いながらも、東大門野球場が歴史の中に消えてしまうのを惜しんでいた。



beetlez@donga.com