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建設会社、ビックモデルのイメージで勝負

建設会社、ビックモデルのイメージで勝負

Posted November. 11, 2006 04:26,   

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天才少女ゴルファー、ミシェル・ウィーが男子ゴルフ大会で相次いで予選落ちすると、米国マスコミは「詐欺師(fraud)」という表現まで使って、彼女を批判した。当の報道を見て、最も悔しがった企業は、彼女を広告モデルに起用した(株)シンヨンだ。不動産開発会社のシンヨンは、忠清北道清州市(チュンチョンブクド・チョンジュシ)に大規模雑居ビルマンション団地の「ジウェルシティ」の分譲を控えて、5月、300万ドル(約28億ウォン、2年契約)をもって、ミシェル・ウィーと広告モデル契約を結んだ。ミシェル・ウィーはその金額にふさわしい活躍ができずにいるが、ジウェルシティの認知度は広告と共に急上昇した。

▲年間モデル料100億ウォン代…モデル料は分譲価に転嫁〓大多数のマンション建設会社はシンヨンのように「人気ビックモデル」で勝負をかけている。トップモデルの年間モデル料は人気の水準によって5億〜15億ウォンに達する。年ベースで建設会社全体が負担するモデル料は100億ウォンを越える。しかし、「ブランドパワー」が分譲に決定的な影響を与えるため、企業は先を争ってビックモデルを起用している。

ただ一部では、巨額のモデル料が分譲価に転嫁されて、消費者の負担がかさむのではないかという批判も提起されている。

▲建設会社のトップモデルにはだれがいるか〓現代(ヒョンデ)建設はこのほどお目見えした新しいブランドの「ヒルステート」の広告モデルとして、映画俳優のコ・ソヨンや映画監督のイム・グェンテク、歌手のユン・ドヒョン、ヘッドハンターのユ・スンシン、作家のチェ・インホ氏らを大挙起用した。彼らに支払われたモデル料だけで計10億ウォンを越える。

タレントのコ・ヒョンジョンは最近、年間10億ウォンで、中堅住宅建設会社のヨンジョ住宅の「クィーンダム」のモデルになった。中堅建設会社のモデル料としては破格だという評価だ。

GSジャイ(李ヨンエ)、大宇(テウ)プルジオ(金ナムジュ)は、モデルのイメージと共にブランドイメージを固めたと評価されている。特に、その間、広告モデルの選定に困難を経験してきた三星(サムスン)物産(レミアン)は、重複出演をしないチャン・ソヒをモデルに起用した後、ブランドイメージを安定的にアップさせる効果をあげた。

斗山(トゥサン)建設は、タレントの李ミヨンをモデルにする一方で、「150個の良い住宅の基準」というコンセプトを同時に提示して、ビックモデルの陰から脱する試みをしている。このほか、ロッテキャッスル(チャン・ジンヨン)、碧山(ビョクサン)ブルーミング(李ナヨン)、イスブラウンストーン(金ジョンウン)などがビックモデルを使っている。テウォンカンタビル(ピ)、POSCO(チャン・ドンゴン)、京南(キョンナム)アーナスビル(ペ・ヨンジュン)などは男性のトップモデルとして、大きな効果をあげている。

▲なぜ建設会社はトップモデルで勝負をかけるか〓建設会社がビックモデルにこだわる理由は、ブランドイメージがマンションの分譲に決定的な影響を与えるからだ。現代建設の場合、ここ30年間、最高のマンションブランドだったが、これまでトップモデルを使わなかったため、ブランドパワーが落ちた。同社の李ソンフン戦略広報チーム長は、「マンション分譲価の自律化以後、建設会社によるブランド戦争が本格化した。競争の中で確実な優位を占めるため、今回、巨額を投資することになった」と説明した。

特に、ブランド戦争に飛び込んだ中小建設会社の中には、シンヨンやヨンジョのようなビッグモデルによって、一気にイメージを急上昇させる戦略を使うところもある。

マンションは、他の製品に比べ、固有の販売ポイント(USP=Unique Selling Proposition)が落ちるため、ビッグモデルが必要だという分析もある。

広告代理店オリコムのコ・ヨンソプ社長は、「広告を通じてマンションの実体を見せるには限界がある。このため、人気の高いモデルを起用して、消費者に肯定的なイメージを伝えるのに力を注いでいる」と説明した。



sunshade@donga.com