韓国軍撤退しないとソウルを「火の海」に…イスラムサイトに警告文

イラクに派兵した韓国軍を７日以内に撤退させなければ、ソウルを「火の海」にする、というイスラム武装グループのの警告文が、イスラム・ウェブサイトに再び掲載された。韓国へのテロ脅威は８月末、イラク武装勢力「アンサル・アルスンナ」の下部組織「ブラックバナー（黒い旗）」が、韓国軍と韓国人に対するテロを警告するテープを公開して以降、４度目だ。

ＡＰ通信は２０日、イスラム過激派のウェブサイトに、１９日（日本時間）「十字軍戦争を繰り広げている米国人の前にひざまずいた『米国の手先』韓国政府に対する２度目の警告」とし「今後、ちょうど７日が残っており、軍を撤退させなければソウルを燃やしてしまう」という内容の声明が公開された、と報じた。

「韓国政府への警告」という見出しの同声明は、「韓国人が韓国政府にイラクを離れるよう圧力を加えなければ、破壊された都市に囲まれても、非難する対象がないだろう」と脅迫した。政府は、１０日「ハムド・アル・マスリ」というイスラム団体が韓国へのテロ脅威を表明した声明と、今回の声明が、使った語彙や内容の面でほぼ一致し、同一団体または同一人物によるものである可能性が大きい、との見方を示した。

李浩甲 gdt@donga.com