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脱北者6人が北京のドイツ学校に押し入る

脱北者6人が北京のドイツ学校に押し入る

Posted June. 01, 2004 23:18,   

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北朝鮮の住民と主張する20代の男性5人と女性1人が、1日午前5時20分ごろ、中国駐在ドイツ大使館が運営する北京市朝陽区のドイツ学校に進入して韓国行きを求めている。しかし、この中でユン・ウンジュ(仮名、34)と名乗る男1人は脱北者の身分が確認されないという理由で、午前8時ごろ学校の外へ追い出されて波紋が広がっている。

今回の進入を主導したと見られるユン氏は、北京在住の韓国特派員たちに電話をかけて、北京のドイツ大使館の担当領事が、「あなたは2月にもここに入ってきたが、脱北者の身分が確認されなかった。なのにどうしてまた入ってきたのか」とし、出ていくことを求められたと話した。ユン氏は中国公安の目を避けて安全な場所で身を隠している。

ユン氏は今年2月ドイツ学校に進入した際、韓国大使館の関係者と面談を行ったが、北朝鮮の住民であることを立証できる根拠を示せなかったため、韓国行きに失敗したとされている。同氏は脱北者の身分を証明するため、故郷の北朝鮮の会寧(フェリョン)へ帰って、先月5日自分の身分証と写真を持って北京に戻ってきたという。

ドイツ大使館側はユン氏を除いて、残りの5人を学校構内の大使館職員アパートに泊まらせて、彼らの引渡し問題を解決するため、中国当局と協議している。このドイツ学校は02年9月以後これまで約10回ぐらい脱北者たちが進入した所だ。ドイツ学校は韓国大使館から車で5分ぐらいの距離にある北京ケンピンスキ・ホテルの向こう側にある。



黃有成 yshwang@donga.com