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中国、北朝鮮の核物質輸入を阻止 朝日新聞報道

中国、北朝鮮の核物質輸入を阻止 朝日新聞報道

Posted February. 22, 2004 23:45,   

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中国政府が昨夏、北朝鮮が輸入を図った核開発関連物質を押収したと、朝日新聞が米政府関係者を引用してワシントン発で報道した。

押収された物質は、使用済み核燃料から兵器級プルトニウムを抽出する際に使う溶媒のリン酸トリブチル(TBP)という液体だという。

同紙によると、米中央情報局(CIA)は昨年夏、北朝鮮がTBPを中国から大量輸入しようとしているという情報を入手し、TBPの入ったコンテナーを積んだとみられる平壌(ピョンヤン)行きの列車を突き止め、中国に輸送を阻止してほしいと要請した。

中国の捜査当局は、遼寧省丹東駅で同列車を止めて捜索したがTBPは見つからず、調査を続けた末、数日後、他の平壌行きの列車でTBPを見つけ押収した。

CIAは、02年12月にも北朝鮮が中国からTBP約20tを輸入するという情報を入手したが、「中国が協力する可能性が低い」と判断し、中国には通報していなかったという。

同紙は「米国と中国が韓半島の非核化のために、水面下で連携している事実が確認された」とし、「最大の同盟国である中国が核の封じ込めに動いたことは、北朝鮮が核開発を進める上での重圧になるものとみられる」と報じた。

北朝鮮が昨年8月、第1回6者協議に応じたのも、核物質の輸入に対する中国からの警告を受け入れたからである可能性もあると同紙は説明している。



朴元在 parkwj@donga.com