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「昨年より2倍うまく」崔熙燮が米へ昨日出国

「昨年より2倍うまく」崔熙燮が米へ昨日出国

Posted February. 16, 2004 23:17,   

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親戚に別れのあいさつをする崔熙燮の右の手の平に真っ黒なたこが見えた。

握手を請うて触ってみると、手の平がまるでカメの甲のようだ。もともと手の平が厚くてたこがめったにできない体質。それほど新しいシーズンに向けた覚悟ができているということだ。

「ビッグ・チョイ」崔熙燮 (チェ・ヒソプ、25、フロリダ・マーリンズ)が希望を抱いて米国に向った。去年11月26日に帰国した崔熙燮は、80日あまりの国内日程を終え、16日に仁川(インチョン)国際空港から米国シカゴに出国した。本格的にシーズン開幕に備えるためだ。

黒い革ジャケットの姿で出国場に現われた崔熙燮は、黒く日焼けした顔に明るい表情で、来るシーズンに対する抱負を語った。「去年から1ヵ月以上韓国に滞在して、トレーニングを積み、いいこともたくさんし、有意義に過ごした。満足した表情で米国入りすることができる」と話した。

2ヵ月近く慶尚南道(キョンサンナムド)南海(ナムヘ)野球キャンプで行った厳しいトレーニングについても満足感を示した。「去年は体力トレーニングが中心だったが、今回は打撃トレーニングに集中した。コンディションを100%に引き上げて、ゲームに臨む準備ができている」と自信を示した。

ビデオ分析によって弱点と指摘された左きき投手の攻略法はもちろん、体寄りの球や変化球に対する対応力を強化しており、まだ公開することはできないが、打撃フォームも矯正したというのが、崔熙燮の談。左きき投手を相手にするときの消極的だった態度も乗り越えたという。訓練の成果について話しながら、崔熙燮は「自分でも驚くほどだった」という表現を用いた。

昨シーズンが終わった後、シカゴ・カブスから新しいチームに移籍した感想を聞いたら「5年前に初めてシカゴ入りした日が思い出される。新しいチームで走れると思うと、今から興奮する」と、ときめく心を打ち明けた。

崔熙燮は「今年のシーズン目標は昨シーズンより2倍うまくなることだ」と話した。去年の成績は、80試合出場、打率0.218、8本塁打、28打点。出場試合数と本塁打などすべての部門で倍以上の力を発揮するという。

フロリダが最近、右きき打者ウィル・コーデロと契約したため、崔熙燮はコーデロと主力1塁手の座を争わなければならない立場だ。しかし、崔熙燮は「善意のライバルがいればさらにうまくなれる。自信もあるし、普段どおりにやればいい」と堂々とした姿を見せた。



金鍾錫 kjs0123@donga.com