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金炳賢、侮辱行為でファンの怒り収まらぬ

金炳賢、侮辱行為でファンの怒り収まらぬ

Posted October. 06, 2003 23:36,   

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ファンを侮辱する行為でボストン・レッドソックスの金炳賢(キム・ビョンヒョン、24)が危機に立たされている。

観衆席に向かって中指を立てた5日の事件以来、ファンも記者もチームメイトも彼に背を向けている。事態の拡大を防ぐためすばやく謝罪文を作成した球団はまだ金炳賢の肩を持っているが、彼を取り巻く雰囲気は深刻なものになっている。

アリゾナ・ダイヤモンドバックスからの移籍に最も積極的だったボストンのセオ・エプスタイン団長はヘラルド紙とのインタビューで「金炳賢は大いに後悔しており、これを機に多くのものを学ぶことになったと思う。既に発表した謝罪の他に追加措置はない」と6日述べた。

しかし金に激しくブーイングを浴びせたボストンのホームファンたちの怒りは収まっていない。ボストンのホームページ(boston.redsox.mlb.com)には2日連続で金炳賢に対するファンの「爆弾メッセージ」が数百も載せられた。ファンの意見を自由に書くメッセージボードに載せられた文章のほとんどが金炳賢に関する内容。

「金炳賢とトレードされたシェイ・ヒレンブランドを呼び戻せ(AZbrit)」と再トレードを主張したり、「金炳賢と中指を国(韓国)に帰せ(stirkle)」などの非難が主な内容だ。一部のファンたちは人種差別的な内容を書いている。

チーム内でも肩身が狭くなっている。5日、オークランド・アスレチックスとのア・リーグディビジョンシリーズ第3戦。1対1で同点の延長11回、金炳賢が「ブルペン・ピッチングで肩が硬くなった」と登板指示に従わなかったことに対しても、非難の世論が高まっている。6日、金炳賢はチームが5対4と逆転した9回セーブの状況でも試合に出られなかった。体をほぐしていないことから、ボストンのグレディ・リトル監督は初めから登板させるつもりがなかったらしい。

彼の代わりに登板したスコット・ウイリアムソンは前日の1イニングパーフェクトに続き、同日も2イニングパーフェクトで試合を終え、コーチングスタッフと同僚たちから強く信頼されている。

金炳賢は6日、クラブハウスで「米国の新聞を見て書いてくれ」と韓国特派員のインタビューを拒んだ。

現在のチーム内での位置と世論などを考慮すると、金炳賢はもうこれ以上ボストンに残るのは難しいとみられる。彼のエージェントは325万ドルの金炳賢の今年の年俸を、今シーズン後には500万ドルまで引き上げる計画だったが、現地のマスコミは「不可能」という反応だ。

ボストンはストーブリーグでの放出という「極端な」方法よりは、トレードカードとして活用する可能性が高い。



ssoo@donga.com